自動反応がポイント(過食症・拒食症の摂食障害と対人関係療法)
摂食障害を克服していく上で重要なのが、
”心のバランスを整える”
ということなのですが、
多くの人が自分の心の状態がなかなか把握できなかったりします。
それにはいくつか要因あるのですが、
ひとつは、感情を感じないようにしてきたから、あるいは避けていたから、
ということがあります。
嫌な感情だから避けたり、抑え込んだり、紛らしたりしているから分からない・・・
そして、もうひとつの原因が、
”自動反応”
だから、わからないということがあります。
何らかの刺激があると、自動反応している。
つまり、そこには、考えやイメージが沸く前に、
いきなり、感情が湧き出してしまって、その感情の理由がよくからない
ということです。
寂しさや孤独感やどうしようもない不安がただこみあげてくる・・・・・
でも、その理由が分からない・・・
あるいは、その感情すら分からずに、感情に気づく前に、
”過食”
したくなってしまう。
ただただ、自動的に過食のスイッチがオンになってしまう。
結構、いきなりスイッチが入る。
でも、カウンセリングをしながらつぶさに観察していただき、
気持ちをモニターしていくようになっていくと、
だんだんわかってくるものです。
そこでの気持ちの動きは・・・・
でも、気持はわかっても、多くの場合は、その感情を抱えている理由が、
”よくわからない”
といったことが起きてきます。
それは、記憶にない出来事によって自分に染みついている感情反応
だからです。
自動的に反応する感情だし、記憶にもないから、
よくわからない・・・・
そのよくわからないものに長年苦しめられてしまいます。
よくからない、
”自動反応”
そこはまた・・・
摂食障害のカウンセリングは対人関係療法で⇒ https://www.sinbiz.jp/eating2/