自分では気づかない不思議(過食症・拒食症の摂食障害と対人関係療法カウンセリング)
自分のことは自分でなかなかわからないもの。
カウンセリングで、よく、
”摂食障害の原因を知りたい”
というリクエストがあります。
その場合には、催眠イメージ療法で原因にアプローチしていくのですが、
私からみれば、原因はすぐ明らかになります。
でも、本人は気づかない。
これがとても不思議。。。
何故かというと、
本人は無意識のうちに原因から逃げているのです。
原因を認めたくない。
認めたくないと、気づかないのです。
何ということでしょう。
このことは様々な場面ででてくるものです。
摂食障害の場合は、母親との関係性である場合が多いのですが、
それを認めたくないのです。
それは、母親への愛情ということもありますし、
また、それを認めることは自分を否定することにも繋がるという意味も
あるからだとも思われます。
”気づかない”
というのは、無意識に
”逃避”
しているということもあります。
そこはちゃんと冷静に自分を見れるようになっていけるといいと思いますが、
そこが結構難しいところです。
いちばん大切なところなのですが・・・・