“不安はどうしていけばいいのか”(6) (カウンセリングのポイント)
今回は、“不安のコントロール法”6回目です。
自分を知ることによって、不安は軽減され楽になる
お話です。
あなたは、自分のことはよくわかっていますか?
確かに私も自分のことは自分がいちばんよくわかっていると
思っていました。
でも、ある日愕然としたものです。
客観的に自分を見せつけられた時のことです。
まさか、そんな自分????
本当の自分に気づき、それから大きく変わったものです。
自分のことは、やはり客観的にみていく必要があります。
例えば、
一般的には、社交的で賑やかで明るいことがいいとされがち
ですが、そのようなことは、あなたは好きですか?
その価値観を、
他の人と深いところで比較したことはありますか?
あなたと他の人は本当に同じような考えを持っているので
しょうか?
きっと、あまり比較したこともなくて、わかりませんよね。
自分が、
他の人と基本的なところで大きな違いがあったりと、
普通、あたりまえ、と思っていたことが実は違っていたり、
知っている自分が、あまりにも世間からかけ離れていたということも
良くあります。
また、もうひとつ大切なのが、
”気持ち”
です。
自分の気持ちは自分がいちばんわかっていそうなものです。
でも、案外分かっていなかったりするものです。
特に自分の感情を表現せずに抑圧してきている場合には特にそうです。
自分の本当の気持ちはわからなくなってしまうのです。
ちゃんと自分の気持ちを明確にして客観視することができる
ようになってくるとそこには大きな違いがでてきます。
自分の性格、自分の気持ちを客観的に知ることによって、
そこから様々な変化・変容を導くことが可能になってきます。
自分を客観的に見ることができるようになって、
自分の気持ちもわかるようになってくると、
様々な対処が可能になってきます。
自分が抱える不安に対する見方も大きく変わります。
今まで不安に巻き込まれてどうしようもなかったものが、
冷静に不安を見つめ対処できるようになってくるものです。
摂食障害やうつ病の克服には大変役立つものです。
摂食障害のカウンセリングは対人関係療法で⇒ https://www.sinbiz.jp/eating2/