堂々巡りの摂食障害(対人関係療法などのカウンセリング)
鶏が先か卵が先か?
といった堂々巡りにはまりやすいのが摂食障害。
良くあるのは、痩せれば自信がつくから、
自信がつけば、ストレスがなくなるので、過食をしなくて済む、つまり摂食障害は
治る。
でも、痩せるには、過食=摂食障害を無くさなくてはいけない。
つまり、摂食障害が治らないと痩せられない。
だから、摂食障害が治らない限り自信がつかないので、結局は、治らない。。。。
といった堂々巡り。
また拒食の場合、改善のためには心のバランスを整えていく必要があるのですが、
心のバランスを整えるには、コミュニケーションの改善が必要になります。
でも、コミュニケーションを改善するためには体力がないとなかなか難しい。
体力をつけるにはしっかり食べなくてはいけない。
でも、食べることはできないから、コミュニケーションの改善はできない。
結局、心のバランスは整えられない。
特に対人関係療法でやっていく場合にはこのような状況が発生してきます。
過食と拒食では状況が違ってきますが、
大事なのは、まず食に捉われないといううところです。
どうしても食に焦点が移ってしまうのですが、そこが出てきてしまうと結局は
堂々巡りになってしまいます。
食には焦点を当てずに、まずは心のバランスを整える所のみに絞っていく必要
があります。
自信のなさや、コミュニケーションの良くないところは、食を絡めずに
基本的につくり上げてきた、コミュニケーションパターンにあるということで、
そこに焦点をあてて改善を図っていくことが大切になります。
あくまでも基本は、食をコントロールせずに心をコントロールしていく
ということです。
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