どうしてそうなってしまうのか???(対人関係療法などのカウンセリング)
先日触れた意識が外に向きすぎているの続きですが、
外に向きすぎているというのは、簡単に言うと
常に人の目を気にしているということです。
”人に認められたい”
”人に愛されたい”
という気持ちが異常に強いということ。
そしてこの外に向いている気持ちというのは際限がないということです。
満足することがないし、一喜一憂してしまうので、
気分の浮き沈みがとても激しくなります。
それでは、まずどうしてそうなってしまうのか?
ということですが、
原因は様々なのですが、多くは家族との関係性のなかで
生まれてくるケースが多いようです。
特に多いのが母親との関係性です。
父親の場合もありますが・・・・
学術的にも研究されているのが、母子分離の問題です。
子どもは、
幼児期から成長していく段階で、少しずつ母親から離れて自立していき、
自己が確立されて行くのですが、その段階での母親との分離に何らかの
問題があり、自己が確立されていない場合です。
母親が過保護や過干渉である、あるいは逆に冷たい愛情不足といった両極端
の場合に起きやすいようです。
結局は、常に周りに目を配って注意していないと生き難いということを
学習しているということです。
いつも目を配り気を配っていないと、危ない!!
あるいは、安全・安心が脅かされる・・・
そのような学習を無意識のうちにしているわけです。
だから、意識は常に外に向いていて、心は不安定になるわけです。
不安定は気持ちはバランスをとったり、紛らしたりしたいので、
様々な代償行為である、摂食障害、異性交遊、アルコール、自傷行為
へと走っていまうのです。
それでは、それはどうしていけばいいのでしょうか?
そこはまた・・・
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