対人関係で“現実を見ていない”
人は、不安や恐怖や怒りに包まれている時、目の前の現実をちゃんと
見ていないということがしばしば起きてしまいます。
現実を見ずに何を見ているかというと、過去の出来事や感情を無意識
の内に引っ張りだしてきていたり、あらぬ未来の妄想をしてしまって
いるものです。それが、大きなストレスになったり、コミュ二ケーシ
ョンに影響を与えて人間関係をうまくいかなくしてしまいます。
そうなってしまうのは、ずっと触れている仮面を通して現実を見ている
からなのです。今回もそこに関わるところです。
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さて、
現実をありのままに見ていない・・・・感情に支配されてしまう。
そうすると何が起きてくるかというと、
コミュニケーションがうまくいかず対人関係でトラブルが起きて
来てしまいます。
仮面を通して物事を見ているとしばしば起きてくるのが、
仮面を通しての偏った判断や解釈。
例えば、
“私はいつも怒られる(否定される)”
というコアビリーフをもった仮面をかぶっていると、
ちょっとした相手の表情の変化や否定的な態度や言葉に
過剰反応してしまったりするものです。
この場合、同じ“私は怒られる“といったコアビリーフをもって
いたとしてもそれに対する反応の仕方はいくつかあります。
ひとつは、怒られたあるいは否定されたと思って過剰反応
して反対に攻撃をしてしまう場合。
怒られたり否定されて嫌な気持ちになりたくないので逆に
反撃をして自分の心の傷を守ろうとする戦略です。
これをされると相手は面をくらい相手も防御や攻撃をして
くるので人間関係は最悪の状態に陥っていきます。
本人は自分を守ろうとして必死になります。
過去の心の傷がうずいてそうさせてしまうのです。
これは人間関係に溝をつくってしまうパターンです。
もうひとつは、逆に何も言えなくなってしまう沈黙。
どうせ怒られるから、どうせ否定されるから何も言わない
ほうがいい・・・・
といった場合。
この場合は、ただ沈黙するというだけではなく、あらぬ
妄想をしてしまうものです。
どうせ自分のことを悪く言っているのだろう。
どうせ自分のことを最低の人間だと思っているのだろう。
どうせ嫌われているのだろう・・・・などなど
自分を責め落ち込んでいってしまったりするものです。
これがあると人との距離がどんどん遠くなってしまい、
酷くなると孤独と不安に苛まされることになってしまいます。
これらは、特に親子の間のコミュニケーションでありがちです。
そして、この仮面をずっと抱えていると大人になってからも
職場や夫婦関係で同じようなことをやって問題になってしまう
ということがよくあります。
さて、
そのような偏った反応に陥ってしまうのは、仮面を通して現実を
見ているからでした。
仮面を通して見ているから、
ちょっとしたことを大げさに否定的に捉えてしまう。
そして悪い方悪い方へと考えていってしまう。
そのような人生をネガティブに制限してしまう仮面の支配から
抜け出すにはまず仮面に気づくことが大切です。
気づくためには一度立ち止まってちゃんと向き合う必要があります。
そのための深く入り込んでいって根っこから解決していこうというのが
インナーチャイルド癒しです。
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つづきはまた・・・・
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