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【我慢の限界?!】

【我慢の限界?!】

日本人には、和を大切にしたり、
謙遜したり、礼を尽くす、沈黙は金であったり、
女性は控えめで一歩下がって・・・・
といったような美徳の文化があります。



それらはとても素晴らしいものです。
ただ、それがプラスに働いている時はいいのですが、
それが、行き過ぎるとマイナスとなってしまう時も
ままあるものです。

さて、

日本人の美徳、
お辞儀や、どうぞどうぞと譲り合う姿、日常の礼儀としては、
とても大切なものです。
それが人間関係の潤滑油となってうまくいったりするものです。

でも、それが行き過ぎると少し困ったことが生じてきます。

特に、そのような皺寄せというのは弱者に生じてしまうものです。

職場などでは、いかがでしょうか?

声の大きな人の意見だけ通って、言ったもの勝ち

みたいにはなっていないでしょうか?

特に問題となりがちなのは、

やはり、弱者である子どもや女性に皺寄せがきてしまうというもの。

家庭で子どもは、親の言うことを聞かないと生きていけません。
特に幼少の頃はそうであって、それで心の傷を負ってしまい、
インナーチャイルドを抱えてしまいがちです。

幼少の頃に、家庭があまり平和でなかったり、
否定的な雰囲気があったり、
理不尽に厳しかったりすると、
子どもは萎縮してしまったり、何も自己主張できなくなって
しまったりするものです。

特に男尊女卑的な雰囲気があると、子どもはそのまま影響を
受けてしまうものです。

特に女性に多いのですが、そのような幼少期の体験から、

“私さえ我慢すればいいんだ”

といった、信念を抱え込む人が多くいらっしゃいます。

自分が犠牲になって我慢していれば、
周りは平和を維持できる。

そのようにして幼少期を過ごしてくると、
学校でも職場でも、そして新しい家庭でも同じようなことをする
ようになってしまいます。

よく、カウンセリングに来る人で多いのは、女性ですが、
夫婦関係で、ご主人にいつも我慢しているというものです。

自己主張はせずに、なるべくご主人の意向に合わせる。
自分の気持ちを言うなどとんでもない・・・・・

それが、我慢できるレベルで収まっていればいいのですが、
多くはどこかで、我慢の限界が来てしまいます。

思春期にもありがちです。

その我慢の限界が、うつ病であったり摂食障害であったり、
感情を爆発させて人間関係を損ねてしまったり、
病気を招いてしまったりということになってしまいがちです。

日本人の美徳は素晴らしいのですが、

やはりここが行き過ぎてしまうと大変なものです。

言うべきことは言う、

必要以上に我慢はしない、

困ったら誰かに相談してみる、

少し自分の気持ちに素直に行動してみる、

といったようなことがとても大切です。

基本的には、まずは自分を大切にするということです。

自分が元気で自分らしくいれないと、結局は周りに迷惑を
かけてしまうものです。

まずは自分を大切にしてもらいたいと思います。
そして、可能な範囲で充分な周りへの配慮をしてください。
自分を失くしてしまったら、全てを失いかねません。

自分あっての人生ですから。

でも・・・・

という考え方もあるかもしれません。

確かにそれを越えた高い精神性というものはあると思います。
無私、無欲、我(エゴ)を消した奉仕の精神。
でも、それはとても高い精神性であり、決してそれがうつ病や
他の病気に繋がるような精神状態ではないと思います。
それは、きっととても強い精神状態であり、苦悩など当然ないし、
我慢もないし、不安も恐怖も悲しみも孤独もないのだと思います。

表面的にそれだけを真似してしまうと大変なことになって
しまうのです。

それでは、その違いは何なのか???

と言うことですが、

それは、その奥に、

“怖れを抱えているのか?”

“愛を抱いているのか?”

の違いではないのかなぁと思っています。

ちょっとそこは深いところになってしまうので、

そのへんはまた・・・・

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