【3つの愛と成長】
季節の変わり目ですがいかがお過ごしでしょうか?
季節が変わると着る洋服も色々気になって、
“ああ~、この時期に着る服を買わないといけないなぁ~”
と思って箪笥をごゴソゴソしていたら、ひょいに、
“あっ! こんなの買ってあったんだ~”
と昨年の秋に買ってあったものを見つけて、
“気づいてよかった!!”
さんも、同じようなことはありませんか???
自分が持っていたことを、すっかり忘れていた・・・・
というようなことは。。。
気持ちが違う方、違う方にいってしまっていると、
まるで気づかない・・・・・。
“探すのをやめたとき愛は見つかる”
というタイトルの本があります。今日はその辺を・・・・
さて、
“探すのをやめたとき愛は見つかる”
以前も紹介しましたがバイロン・ケイティの4つの質問の本です。
人は意識をどこに向けているかで、
見えるものや気づけるものというのが限定されて来てしまう、
ものですね。
自分が持っている夏物の服に気づかず、新しい外にある
ものにばかり意識がいってしまうのと同じように。
ところで、その“愛“ですが、
“愛”はその方向性によって、大きく3つにわける
考え方があります。
“真善美”という言葉がありますが、これがそれを現わしています。
実はオフィスの名称はこの真善美からとったものなのです。
“真”は、「それ」であり、簡単にわかりやすくいうと外の世界。
“善”は、「私たち」であり、簡単にいうと社会や全体性を指します。
“美”は、「私」であり、簡単に言えば内面の世界です。
これを愛の方向性でいうと、
“真”は、“愛して欲しい”であって外へ求める愛
“善”は、“愛したい”であって外へ向ける愛
“美”は、“自分を愛する”であって内に向かった愛
現代人の多くは、“真”の外に愛を求める傾向がとても強くて
偏りがあると言われています。
“愛して欲しい、認めて欲しい”
という愛の方向性に偏り過ぎているようです。
外に意識が向き過ぎていると、自分の中は空っぽになって
しまいます。
人に愛されるために、周りに合わせたり、気に入ってもらうために
自分の意に反することでも、一所懸命にやってしまいます
このような人は、自分に自信がなかったり、自分嫌いで
あったりします。
“美”の内に向かった愛が不足している状態です。
そうなると、心のバランスをとても崩してしまいます。
自分に自信がなくて、意識がいつも外に向かっていて、
人に気をつかってばかりで、常に人と比較している・・・・・・・
これでは、疲れ果ててしまいます。
そして、いつも、モヤモヤ・イライラを溜め込んでしまいます。
SINBIは、真美で、この内と外の意識のバランスをとって
いきましょう! と考えています。
そして、このバランスをしっかりととっていくためには、
“善”がとても重要な役割を果たしていくことになります。
“善”は全体性を表す愛です。
さて、
この真善美の愛は、発達段階とも重要な関係性があります。
簡単に言うと、
子どもは、“真”の愛して欲しい
思春期は、“美”の自分を愛したい
大人は、“善”の愛したい
といったように、
まず、子どもは愛を求め、
思春期は大人の自我を発達させていく時期で自己信頼を高め、
大人になったら社会性を身につけていく
という発達成長の段階を辿っていくわけです。
ということは、思春期から大人になる段階で、心のバランスを
崩してしまいがちになると言うのは、
この成長の段階をうまく経過できていないということなのです。
それらの多くは、“真”の愛を求める段階で多くが躓いています。
この“真”の段階で躓いてしまうと、“美”の自己信頼や
自尊心というものがうまく形成されていきません。
ここがとても大切なところで、この躓きが、
うつ病や摂食障害を生み出す要素になっています。
ここをうまくカバーしていこうというのが、
対人関係療法やインナーチャイルドワークでもあります。
対人関係療法 ⇒ https://www.sinbiz.jp/relationship/
インナーチャイルドワーク ⇒ https://www.sinbiz.jp/innerchild/
意識の向きのバランスをうまくとっていくには、
まず、発達初期の求める愛情で満たされているという経験が
とても大切になります。心理学の愛着理論で言われている
ところでもあります。無条件の愛情と言われているものです。
そして、最終的には善という全体性への愛の視点を持って
いくことができるようになっていくと、楽に内と外の
バランスをとることができるようになっていきます。
この善の視点が、第三の視点であり、これが本来の
真の自己でもあります。これがインナーチャイルド
ワークが目指しているところでもあります。
対人関係療法などにつてはこちらのハンドブックも参考にしてください↓↓↓↓↓↓
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