ストレスと幸せの関係?!
ここしばらく、ストレスについて取りあげていますが、
あなたは、ストレスとはうまくつきあえていますか???
ストレスとうまくつきあえて、根本的なストレスケアと
いうものができてくると、ほんと楽になるものです。
今日はその辺を・・・・
さて、
まず、ストレスの基本から考えていきたいと思います。
では、あらためて、ストレスとは何なのでしょうか?
ストレスとは、生物学的には何らかの刺激によって生体に生じ
た歪みの状態を意味しています。例えば、ボールに圧力がかか
って、ひずんだような状態のことをいいます。 このとき、スト
レス状態を引き起こす要因を「ストレッサー」といいます。
「人間関係」や「仕事の忙しさ」や「環境の変化」などが「スト
レッサー」に当たります。
「ストレス」とは、「ストレッサー」が加わって、「心身に負荷がか
かった状態」であると考えられます。
そして、
ストレスには、よいストレスと悪いストレスがあるという
ことをご存じでしたか?
上記のストレスという言葉の元々の始まりからもおわかりのように、
ストレスとは刺激に対する反応ということもできます。この反応
には、当然悪い反応もあれば、よい反応もあります。つまり、スト
レスは「悪いストレス」だけではなく「よいストレス」もあるのです。
●よいストレスとは
「よいストレス」とは、例えば、目標、夢、スポーツ、よい人間関
係など、自分を奮い立たせてくれたり、勇気をづけてくれたり、
元気にしてくれたりする刺激とその状態です。こうした「よいス
トレス」が少ないと、人生は豊かにはなりません。
●悪いストレスとは
「悪いストレス」とは、例えば、疲労、過労、悪い人間関係、不安
など自分のからだやこころが苦しくなったり、嫌な気分になったり、
やる気をなくしたり、まわりの人に何らかの迷惑を及ぼしてしまっ
たりするような刺激とその状態のことをいいます。
◆ストレスはその受け止め方で違ってくるものです。
しかしながら、同じストレッサーでも、受け止める人によって
「よいストレス」になるか「悪いストレス」になるか大きく異
なってきます。
例えば、スポーツはよいストレス状態を引き起こしますが、ス
ポーツの嫌いな人には嫌な気持ちを起こさせるということがあ
ります。あるいは、ある目標や期限をバネにしてがんばる人も
いますが、同じ目標や期限を、しかたなく果たさなければなら
ないノルマ、迫り来る締め切りと感じて自分を苦しめる人もい
ます。
◆ストレスは少なすぎても問題・・・適度なストレスを
ストレスの量と生産性の関係を見てみますと、ストレスレベルが高
すぎても、低すぎても生産性は落ちるということがわかっています。
ですから、人生には適度なストレスが必要と言えます。
ストレス学説の提唱者であるセリエ博士は、「ストレスは生活のスパ
イスである」といっています。
適度な「よいストレス」を持つようにして、その一方で「悪いストレ
スはできるだけ少なくし、あるいは、何とかそれに対処していくこと
でストレスを解消する、受け止めかたを変える、など」が重要です。
◆受け止め方は、何によって変わるのでしょうか
さて、受け止め方で違ってくるということですが、その受け止め方は
何によって形成され、その根底には何があるのでしょうか?
あなたは、人生でいつも何を追い求めていますか???
人間の根源にある欲求です。
そうですね。人間は常に幸せを求めている動物です。
その幸せに対する考え方によって、人の物事の捉え方というものは
大きく変わっていくものです。
■ストレスは、幸せをどのように考えるかで大きく違ってきます
◆あなたにとって幸せとはどのようなものですか?
さて、それでは、幸せについて考えてみましょう。
あなたにとって、幸せって何でしょうか?
今、あなたがイメージする幸せって、どのようなものでしょうか?
少しゆったりとリラックスをしてイメージしてみてください。
例えば、
“仲の良い友達と楽しく談笑している自分”
“家族団欒のひととき”
“彼氏(彼女)とのデートのひととき”
“ばりばりと仕事をやって認められている自分”
“皆に褒められたり、認められている自分”
“仕事で成功して悠々自適の人生を送っている自分”
などなど・・・
様々な幸せのイメージがあるかと思います。
でも、ちょっと考えてみてください。
何かが足りなくありませんか?
普通はこれが幸せだと思っている人がほとんどだと思います。
でも、どうでしょう・・・・
きっと、あなたもこれらが幸せだと思っているのかもしれません。
でも、皆が幸せだと思っているものは、実は違うのかもしれません・・・。
◆幸せが苦しみの原因ってどういうこと???
皆が思っている幸せは、
ほんとうは、
“苦しみの原因”
なのかもしれないのです。
よく考えてみてください。
その裏返しを・・・・
これらの幸せといわれているものを
手に入れられなかったときのことを・・・
すべて失ってしまったときのことを・・・
皆が幸せだと思っているものを手に入れられない、
または、持っていたものすべて失ってしまった自分のことを・・・・・
いかがですか???
“とても恐ろしい苦しみ”
ではないでしょうか?
もしこれら多くの持っていたものを失ってしまったら、
地獄のような苦しみであり、不幸のどん底に突き落とされた感覚に
陥ってしまうのではないでしょうか。
そうです。
これらは、みな限りあるものであって、いつ失われるかわからない
ものです。
いつ失っても不思議のないものなのです。
◆これでは幸せが掴めない!!
人は、このような限りがあり、いつ失うかわからないものを拠り
どころにしている限り
“本当の幸せは掴めない!!”
のではないでしょうか。
さて、どうでしょうか???
このようなことがあなたのストレスになったりしてはいませんか???
自分の外にあるものに幸せを求めて、それに振り回されて、
ストレスフルな状態を抱え込んだりしてはいませんか???
このような意識の志向性は、対象志向と呼ばれています。
それでは、
どのようにすれればこのような対象志向から抜け出せるのでしょうか???
そこはまた次回に・・・・
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