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【自分が好きになれば・・・】

【自分が好きになれば・・・】

カウンセリングにいらっしゃる方には、とても、

“自分が嫌い”

という人が多いものです。



自分が嫌いで、自信がなくて、周りの目ばかりが気になる、
周りと比較して、自分はダメだなあと思ってしまいます。

今日は、そこをどうすればいいのか? についてです。

さて、 

あなたの感情を肯定的に感じるということを

紹介してきました。

ネガティブな感情にも肯定的な意図があるので

それを受け容れていく。

そして、感情は身体感覚にあるということをご存じ

でしょうか。

身体感覚として感情が表現され、

そして、そこには様々な欲求が詰まっています。

日本では、腹が立つ、胸騒ぎがする、胸をなでおろす、など

身体感覚で感情を現わしている言葉が数多くあります。

そして、その身体感覚に耳を傾けると、

そこには、満たされてない欲求が聴こえてくるものです。

欲求が満たされないと、

そこに感情が生まれてくるのです。

例えば、

“自分の話をちゃんと聞いて認めて欲しい”

という欲求があったとして、

それが満たされないと悲しみが湧いてきます。

何か悲しい・・・

でも、感情を抑圧する習慣があるとそれを抑え込んでしまい、

“なにか胸にモヤモヤするものがある”

というだけの感覚を感じるだけになってします。

そして、そのモヤモヤが嫌だから感じないように、

無視したり、過食したり、お酒を飲んだり、別の行動で
誤魔化したりしてしまいます。

大事なのはそのモヤモヤにちゃんと耳を傾けてあげる

ことです。

本当の自分の気持ちと感情を知って

大切にする。

それが、自分を好きになるための入口です。

それが、

本当の自分を取り戻す!!

第一歩ともなるのです。

まず、そのために、

自分の心の声を聞くレッスンから始めてみましょう!

本当の自分がわからないという方は、

本当の自分の気持ちや考えを抑圧して周りに合わせてきたため、

自分の心の声を無視して気がつかなくなっています。

微妙な本当の自分の声に耳を傾けてみましょう。

これは、対人関係療法でいうところの自分の気持ちを

伝えるコミュニケーションにも繋がっていくものです。

その微妙な感覚のことをフェルトセンスと言います。

そのフェルトセンスに寄り添っていくセラピーが、

フォーカシングです。

今日は、その具体的な方法簡単にご紹介します。

フォーカシングは、心の声を体に聞くというセラピーです。

自分の体に、悩みが体の中にあるとすればどこだろう?

と聞いて、その声に応えることで癒していきます。

(1)体に質問する。

「今、一番私と話したがっている、体の部分はどこかな?...喉かな?...胸かな?...
みぞおちのあたり?...下腹?」

というように、一呼吸ごとにこの順番に、体の感覚を探っていきます。
そうすると、気になる部分がでてきます。

(2)フェルトセンスにあいさつする

今度は、その違和感を感じたところに、あいさつします。
手でやさしく、そこを押さえながら、その感覚にそっと近づくような気持ちで(おなかの子を
いたわるような感じで)微笑みながらこういいます。
「こんにちは、あなたがそこにいるってことは、ちゃんと分かっているよ。そのままでいいん
だよ、大丈夫だよ。」
そして、フェルトセンスの反応を感じます。

(3)フェルトセンスと一緒にいてあげる

今感じているその感覚にもっと近づいていってあげます。そして、仲のいい友達と並んで腰掛
けているように、やさしさと好奇心をもって、隣にいてあげてください。

(4)名前をつける

今度は、名前をつけてあげましょう。
たとえば、重苦しいから二文字とって「おもちゃん」とか、「おもくん」とか、かわいらしい
名前をつけてあげます。
そして、その感覚に聞きます。
「~ちゃんって呼んでもいいかな?」
その名前で呼んでも嫌がっていなければ、手をやさしくあてながら、
「~ちゃん、大丈夫だよ、そばにいるよ」
と寄り添うようにしてあげます。

(5)感謝する

その感覚に向かってこういってあげましょう。
「ありがとう。いつもあなたのことを大切に思ってるよ。」
感謝して、セラピーを終えます。

これで終了です。

何か文字で見るだけだと、ふーん、それで???

と思うかもしれませんが、まずは実際にやってみてください。
静かな場所でリラックスしてやってみることがよいでしょう。

ちょっと一人では難しいと思われる方は、
お気軽にカウンセリングにお越しください。

この自分の身体感覚や気持ちを大切にしていくことは、
うつ病や摂食障害を治していく上でもとても大切な
ところです。

それが自分を大切にして好きになっていくことに繋がって
いきます。
そしてそれが幸せへの扉を開いていくことにもなって
いきます。

つづきはまた・・・・

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