【胸のモヤモヤを大切に!?】
心を強くするには、まず自分を知って、自分を大切にする。
それが、重要なポイント。
意識が外に向き過ぎて、人の顔色や評価ばかり気にし過ぎて
いると心が弱くなってしまうもの。
自分の内面としっかりと向き合っていく。
今日はそこをもう少し掘り下げていきます。
さて、
自分の内面と向き合うというのは、どういうことでしょうか?
自分の内面・・・・
多くの人は感情の嫌な感覚を感じたくないので、
知らないふりをしたり、押し込めてしまったり、
何かで誤魔化してしまったりしているものです。
でも、そこにちゃんと向きあっていくと、そこには、
考えや感情、その奥にある本当の欲求である、
“心の声”
というものがあります。
多くの人はこれをあまり聞いていません。
これに耳を傾けていただきたいと思います。
“胸がモヤモヤする・・・・”
というのは、感情にも欲求にもまだ耳が傾けられておらず、
漠然とした状態です。
このモヤモヤが嫌で耳を傾けずに、
過食したりアルコールでわからないようにしたり、
他の代替行為で誤魔化してしまうというのが
よくあることです。
この胸のモヤモヤをなくして、摂食障害や他の依存症を
克服していくには、このモヤモヤと向き合う必要があります。
モヤモヤは、欲求が満たされておらず、
耳も傾けられていないと出てきます。
まず、しっかり耳を傾けて、満たされていない欲求を聞いて
あげてください。
それだけでも大分違うのですが、今度はその欲求を
表現していくと更に前に進みます。
表現というのは、
欲求を具体的な形で伝えたり、行動に移すということです。
ここで良く勘違いされてしまうのは、
“気持ちを伝える”
ということ。
対人関係療法などで、気持ちをちゃんと伝えましょう!
と言っているのですが、
“伝える”
ということと、
“感情をぶつける”
ということとは違います。
ここを間違いのないようにしてもらいたいと思います。
感情をぶつけてしまうと、かえっておかしなこと
になってしまいます。
感情をぶつけると感情でかえって来ます。
攻撃すると相手は防衛するか攻撃し返してきます。
感情は脇に置く必要があるのです。
伝えるのは、満たされていない欲求です。
感情をぶつけてはいけません。
繰り返しますが、
伝えるべきは、感情の奥にある満たされていない
欲求です。
その欲求を具体的に表現する必要があります。
例えば、
本当は認めてもらいたい、わかって欲しいという欲求が
あるのに、それが満たされていないがために、
モヤモヤ、イライラしてしまっている時に、
そのイライラの感情をぶつけることが、
気持ちを表現するということではないのです。
よくあるのが、
“何ですぐダメダメって、いい加減にして!!”
と怒りをぶつけたり、
“どうせ私なんてダメなんだから“
と嫌みを言ったり、
これでは、ちゃんと欲求を伝えていることにはならず、
胸のモヤモヤはなくなりません。
具体的に相手が理解できるように伝えていく必要が
あるのです。
また、伝えるところで、
どうせ否定される、どうせ聞いてくれない、何を言っても無駄、
という気持ちが邪魔する場合が多々あります。
そのような場合には、カウンセリングやイメージ療法で
マイナスを取っていくことがお薦めです。
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