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【本来の自分を取り戻せば・・・】

【本来の自分を取り戻せば・・・】

前回は、

“心を強くする”ための鍵となってくるのが、

“怖れ”と“無条件の愛”ということでした。

そして、その怖れと無条件の愛に大きく関わってくるのが、

“本来の自分”

です。



さて、なぜ“本来の自分”なのでしょうか?

そして、“本来の自分”って何なのでしょうか?

また、心の強さとはどうのように関係しているのでしょうか?

さて、

まず、

“本来の自分”

って何なのでしょうか?

ここでは、本来の自分とは、

“生まれながらに持っている純粋な意識である自分”

と考えたいと思います。

コアセルフとも呼んでいます。

本来の自分は、怖れを抱えていない存在です。

そして、無条件の愛に溢れた存在です。

生まれたばかりの意識ですから当然です。

でも、この世に生まれ落ちてから、

怖れを抱え、無条件の愛を忘れていってしまいます。

そのため、傷つき、制限的な信念を抱え、

仮面をかぶっていってしまいます。

本来の自分とは違う自分を演じるようになっていって
しまうわけです。

例えば、子どもの頃、

お母さんに抱っこしてもらって、イイ子イイ子して欲しいのに

してもらえなかった・・・・当然傷つきます。

傷ついて、“私は愛されない”という制限的な信念を抱えてしまいます。

そうして、

“傷つきたくないから人には近づかない”

というような逃避の仮面をかぶってしまう・・・

といったように。

ここで問題になってくるのが、
怖れを抱えていて、
無条件の愛を得ることができずに、

“傷ついている”

というところ。

この様に怖れを抱えて求めていた愛を得られずに傷つき、

制限的な信念=コアビリーフを抱え、仮面をかぶっていく・・・・

ということを積み重ねていってしまうということです。

そのようにして、様々な心の傷を抱え、リミテッドビリーフ

=制限的な信念を深層意識に忍ばせ、仮面をかぶっていきます。

これらを、本来の自分の周りに幾層にもまとっていくことになります。

つまり、本来の自分の周りに様々なサブの人格、

ここでは、サブセルフと呼んでいる人格が生まれて、

本来の自分の周りに積み重なっていき支配的になっていくのです

心が弱い状態というのは、

本来の自分=コアセルフが

このサブセルフに支配されてしまっている状態です。

ですので、心を強くしていくには

玉ねぎの皮むきのように、

玉ねぎの皮であるサブセルフをはぎ取って、

その玉ねぎの芯であるコアセルフ=本来の自分を

露わにしていき、本来の自分を取り戻していくこと

がとても大切になってきます。

実は、カウンセリングでやっているのは、

この玉ねぎの皮むきをやっているわけです。

幾層にもまとってしまった、仮面とその奥に抱えるリミテッド
ビリーフ=制限的な信念を解放していくということをやって
いるわけです。

それが、摂食障害やうつ病の克服、あるいは実現したい
ビジョンの達成にも役立っていくものなのです。

そして、より強い心を手に入れることができるのです。

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