摂食障害克服は仮面を手放し本来の自分を取り戻す!!コラムレッスン17
コラムレッスン16では、仮面とサブセルフについて触れました。
最終的に目指していくのは、サブセルフ(インナーチャイルド)を癒し受け入れ、仮面を手放し、ハートを開き、本来の自分を取り戻していくということです。
さて、
つづいて、仮面とサブセルフをもう少し掘り下げていきたいと思います。
仮面の下には、仮面をかぶる原因となったサブセルフが隠れています。
サブセルフは、望むような愛情を得られなかったり、傷ついたり、様々なことを
言われたり、様々な体験をしたり、社会の枠組みを知ったり、様々な教育
や価値観の影響を受けたりしながら、他人と比較したり、様々な事を考え
させられながら出来上がっていくものです。
摂食障害では、その中核的な存在として、とても影響力が強いサブセルフとして、
”痩せていなければ価値がない”
という強い信念を持ったサブセルフを抱えてしまいます。
これも当然、生まれた後に出来上がってきたサブセルフです。
摂食障害は、基本的には、コアセルフ=本来の自分が、
“痩せていなければ価値がない”という信念を持ったサブセルフに支配されて
しまった病気です。
先に触れたように、摂食障害を治していくと言うのは、このサブセルフを
癒していき、かぶってしまった仮面を手放していくということです。
仮面を手放すと言うことは、サブセルフを受け入れ、癒し、仮面をかぶる意味を見直していくということでもあります。
そして、重要なところなのですが、
“痩せていなければ価値がない”
という信念を抱えるサブセルフは、最終的な結果としてできあがったサブセルフであるということです。
実は、“痩せていなければ価値がない”という信念を抱えるサブセルフは、
様々なサブセルフができあがってきた結果として最終的な結論として出来
上がった堅固なサブセルフなのです。
摂食障害を治そうとすると、まずこの
“痩せていなければ価値がない”
という信念を抱えた“サブセルフを問題視して、その信念を変えようとしたり、
その信念に基づく行動である、食事制限であったり、過食や嘔吐などを
コントロールしようとするのですが、
必ずこの試みは失敗に終わってしまいます。
それは、この“痩せていなければ価値がない”という信念を抱えるサブセルは、
最終的な結果として出来上がったサブセルフであり、それは結果として現れてくる
病気の症状であるからです。
このサブセルフは、摂食障害という病気の症状なのです。
つまり、風邪で言えば、熱や咳や鼻水なのです。熱や咳や鼻水は風邪の病気
の症状です。
薬を飲めば熱を下げたり、咳を止めたり、鼻水を止めることはできます。
でも、もし風邪をひきやすい人の弱い身体を治したいのであれば、
いかがでしょうか?
熱や咳や鼻水の症状は薬で簡単に解決することができます。
でも、風邪をひきやすい弱い身体をどうにか強い身体にしたいので
あればいかがでしょうか?
身体を強くして、風邪をひき難くい身体にしたいのであれば、
根本的な問題の解決が必要になるわけです。
その場合は、薬で症状を抑えるのではなく、免疫力のアップが
根本的な解決となるのかもしれません。
この風邪の症状と同じように、“痩せていなければ価値がない”
という信念と異常な食行動は病気の症状なのです。
だから、一時的にコントロールしようと思えばコントロールできる
のですが、それは根本的な問題解決をしていないので、また必ずぶり
返してしまうのです。
摂食障害を治していくには、風邪の症状を薬で抑える対処療法だけでは
風邪をひき難い身体をつくることができないのと同じように、根本的な
問題解決を通して、サブセルフに支配されない強い本来の自分のつくりあげて
いくことが大切なのです。
つまりそれは、病気の症状である、考え方や食行動をコントロールしよう
としてもうまくいかないということなのです。
すべきことは、症状を無くすことではなく、その根本にある問題を解決して
いくことなのです。
そのためには、その摂食障害の症状が発症してきたプロセスを辿り、その源に
ある問題は何なのかということを明らかにしていくことが必要になってくる
のです。
次のレッスンでは、そのプロセスを掘り下げてみていきたいと思います。
◎コラムレッスン 17 今日の課題
“痩せていなければ価値がない”という信念。
摂食障害ではこの信念が重要な役割を果たしています。
この信念を抱えた人格=サブセルフの人格が本来の自分を支配してしまって
います。
まずは、これはサブセルフなのだということに気づいていってください。
本来の自分とは違う人格が自分を支配してしまっているということ
を感じていってみてください。
その奥には傷ついた子ども自分=インナーチャイルドが隠れています。
そして、その奥には本来の自分がいるはずです。
そこに少しずつでも気づいていってください。
今回は初歩的なインナーチャイルド癒しをしていきます。
◇初歩的なインナーチャイルドの癒し
まずリラックスしましょう。
(リッラクス法は様々な応用ができますので是非マスターしてください)
静かに落ち着ける場所で、身体を楽にしましょう。
深い呼吸をしていきます。
吐く呼吸を深く長く・・・吸う息は自然に・・・・
深い呼吸を暫く続けます。
そして、自分がいちばん安全でくつろげる理想の空間を
イメージしていきます。
誰にも邪魔されない、安心できる自分専用の空間です。
自分専用の庭でも、専用のバスルームでも、自然の中でも、
何でもいいです。
リッラクできてとても安心な自分専用の空間をイメージでつくり
あげていきます。
これから、深い呼吸をすれば、いつでも行けるくつろぎの空間です。
その空間をしっかりとつくって、
そこに、インナーチャイルド召喚します。
まず、あなた自身にこのように呼びかけます。
「今日の冒険に関するあなたの気持ちを知るために、
ほんの少し時間をください。 この出会いをあなたは恐れていますか?
それとも心待ちにしていますか? この子どもはあなたと親しい人ですか?
それとも忘れようとした人ですか?」
そして、子ども時代のあなたを目の前にイメージします。
何歳ぐらいの子どもですか?
どんな服を着ていますか?
何をしていますか?
どんな表情をしていますか?
そして、ゆっくりとその子に近づいて、声をかけてください。
「こんにちは、○○ちゃん、私は大人の○○だよ。
いつもあなたが近くにいることはわかっていたけど、
見てみないふりしたり、おこったりしたりして、ごめんね。
今日はあなたに会いにきたよ。
あなたを大切にしたくて、もっと近くで感じたくて会いにきたよ。」
そして、
「ここはしたいことだけをする場所なの・・・。
安心してね。」
「何したい?」
「一緒に遊ぼうか?」
その子の反応を待って、その子がしたいように、その子の望む
ままに、一緒にしてあげます。
暫くその子の思いのまましてあげます。
そして、もう充分であれば、
「今日はあなたの気持ちを何でも聞いてあげるよ。」
と言ってあげて、その子の気持ちを何でも聞いてあげます。
それから、充分聞いてあげることができたら、
しっかりとその子を抱きしめてあげてください。
そして、
「あなたの居場所は私の中だよ、ずっとここにいていいよ」
といってあげます。
「ありがとう。これからはいつも一緒だよ。」
と言ってあげて、終わりになります。
なかなかイメージのわかない人もいるかもしれませんが、
諦めずに何度かやってみましょう。
つづきはコラムレッスン17で>>>>>>>>>>
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