摂食障害の痩せていなければ価値がないという信念コラムレッスン18
コラムレッスン17では、“痩せていなければ価値がない”という信念を抱えるサブセルフは、
最終的な結果として出来上がったサブセルフであり、それは結果として現れてくる
病気の症状である。
だから、
その摂食障害の症状が発症してきたプロセスを辿り、その源に
ある問題は何なのかということを明らかにして、その問題を
解決していくことが摂食障害を治すということに繋がって
いくということでした。
さて、
それでは、何が最終的な信念
“痩せていなければ価値がない”
を抱えたサブセルフをつくりあげたのか?
そのプロセスを順を追って見ていきたいと思います。
(サブセルフの内子供から成長できていない子供世代のものをインナーチャイルドと呼んでいます)
ここからは、サブセルフの主にインナーチャイルドを扱っていきます。
まず、インナーチャイルドがかぶる表の顔である仮面についてですが、
仮面には、以前あげた3つのタイプ、
◆いい人仮面
◆強がり仮面
◆クール仮面
の仮面があります。
そして、仮面の下には以前触れたインナーチャイルド(サブセルフの子供世代のこと)が潜んでいるわけです。
仮面が抱える信念というのは、実はインナーチャイルドが抱える信念の
事を指しているのです。
“痩せていなければ価値がない”という信念もインナーチャイルドが抱え
ている信念なのです。
このような、インナーチャイルドが抱えている制限的な信念のことを、
コアビリーフと呼んでいます。
コアビリーフ=制限的な信念の一部を紹介すると
◆私は見捨てられる ◆私は無能で弱い人間だ
◆私には存在価値がない ◆私は誰からも愛されない
◆私はありのままの自分では愛されない ◆私は失敗する
◆私はそのままの自分ではいけない ◆私はダメな人間だ
といったようなものです。
インナーチャイルドができあがり、このようなコアビリーフを抱えてしまうのは、
愛情希求したのにそれが得られずに、心に傷を負ってしまうからなのです。
そして、この心の傷と同じ思いを2度としたくない、知られたくない、触れたく
ないという思いから仮面をかぶっていくことになるのです。
仮面の下には、心の傷を抱え制限的なコアビリーフを抱えた
インナーチャイルドが潜んでいるわけです。
これらは、“痩せていなければ価値がない”といった信念を抱える
仮面をつくりあげた、重要なポイントになるところでもあります。
ただ、これだけではわかり難いかと思いますので、
次のレッスンでは、具体的な事例を紹介しながら見ていきたいと思います。
◎レッスン18 今日の課題
あなたは、何故? 痩せていなければ価値がないという思いに至ったの
でしょうか?
そのプロセスを自分なりに辿っていってみてください。
いつ? 何歳の頃からそう考えるようになりましたか?
その頃何がありましたか?
どのような気持ちを抱えていましたか?
その頃、自分に自信を失くしてはいませんでしたか?
その頃の変化を思い出していってみてください。
つづきはコラムレッスン19でどうぞ>>>>>>>
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