摂食障害のインナーチャイルドと仮面の事例 コラムレッスン19
コラムレッスン18では、インナーチャイルドが仮面をかぶってしまうプロセスについて触れました。
今回はそのプロセスを具体的な事例で見ていきたいと思います。
さて、
なぜこのような、
“痩せていなければ価値がない”
といったような信念=コアビリーフを抱えたインナーチャイルド(サブセルフ)が出来上がってしまったのでしょうか?
その理由をちゃんと押えていくことがとても大切です。
自分の価値は、
”痩せていること”
痩せていることこそ、自分のアイデンティティ・・・
“自分=痩せている自分”
摂食障害になる多くの人が、そのような自己イメージを抱えています。
それでは、なぜ、そのようになってしまうのでしょうか?
そのような信念を持ち始めるには様々な経緯があります。
とても多いケースとして、自分に自信を失くしてしまった
時のダイエットです。
それでは、それを具体的な事例で見ていきたいと思います。
例えば、裕美(仮名)さんの場合。
裕美さんは高校2年生。 中学校まではいつも成績はトップクラスの優等生。
でも、成績がよかったので進学校に入学したのですが、高校では思うように
成績が伸びません。
今まで成績がいいのが自慢だったのに、思うようにならず悩んでいました。
そして、勉強だけではなく、友達ともあまりうまくいっていませんでした。
グループができていて外されてしまい、何か疎外感と孤独感を感じていました。
家ではどうかというと、裕美さんは長女で下に中学生の弟がいました。
お母さんは弟の部活や塾の面倒ばかりで、私の面倒はあまり見てくれないと
いった状況でした。
高校に入ってからはお母さんとあまり話す機会もなかったし、
何かと
、”お姉さんなのだから”
とか、
”ダメでしょ”
とか、
”ちゃんとしなさい”
という否定的な言葉が返ってくるばかりなので、今更、お母さんに頼る
つもりもありませんでした。
だから、お母さんに悩み事を相談するなんてとんでもないこと。
そのような状況で、あまり頼る人もおらず、自分に自信も持てなくて
不安な気持を抱えながら、ダイエットを始めることになります。
少しぽっちゃりしていて、弟にデブと言われたり、両親に
“少しぽっちゃり系だね”
などと言われていたことも少し気なっていました。
そして、たまたま学校の周りの人たちがダイエットしているという話を
聞いたのをきっかけに、ダイエットを始めることになります。
完璧主義の裕美さんは、食事を今までの半分ぐらいに減らして運動もする
ということを徹底的にやっていきます。
するとたちまち体重が減っていきました。
勉強や友人関係、家庭での居場所もないという状況の中、ダイエットだけ
がうまくいき、達成感やコントロール感を味わっていきます。
周りの友達は結局ダイエットに成功する人がなかなかいない中、自分だけが
ダイエットに成功して優越感を味わいます。
“すごいね”
“キレイになったね”
“スマートだね”
と周りからも褒められチヤホヤされるようになります。
そうして、ダイエットで痩せたことによって自信を取り戻し明るくなって、
友達ともうまくいくようになっていきます。
自信を無くし沈みがちで不安や寂しさを抱えていた裕美さんが、
ダイエットの成功で自信を取り戻したのです。
さて、
ここまでは、いいかと思います。
これで、めでたしめでたしで終わればいいのですが、
そうはいきません。
そこが摂食障害です。
◎レッスン 19 今日の課題
裕美さんの事例を見ていかがでしょうか?
また、少しあなたの子どもの頃のことを振り返っていってください。
あなたの場合はどうだったのでしょうか?
あなたはどうしてダイエットをしたのでしょうか?
その頃、どのような気持ちを抱えていたのでしょうか?
そして、
どうして、痩せていなければいけないと思ったのでしょうか?
自分の物語を紐解いていってください。
一体、あなたに何があったのでしょうか?
そして、あなたの家族には何があったのでしょうか?
そうして、あなたはどのように感じどのように行動したのでしょうか?
つづきはコラムレッスン20をご覧ください>>>>>>
また、
そのへんのところは、
まずは、無料レッスンにご登録ください。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
摂食障害の基本
を理解して克服していくための
基本レッスンです。 是非こちらからご登録を!!
⇒ https://www.sinbi-s.info/freehandbook/
同時に摂食障害克服ハンドブックも
無料ダウンロードできます。
”ハートを開けば摂食障害は治る!Ⅰ ”
是非ご覧ください。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01M2BZHAN
催眠療法は、専門サイト ヒプノセラピーSINBIへ
⇒ https://www.sinbi-s.com/