摂食障害でもありがちな【理想の仮面をかぶった表面的なポジティブ！とは？ 】
こんにちは。摂食障害専門カウンセラーの福山です。
今日は、過食症や拒食症・過食嘔吐などの摂食障害を克服
していく上でも重要なポイントとなる仮面とポジティブに
ついてのお話です。
さて、
あなたは、ポジティブ？ それとも、ネガティブ？
どちらでしょうか？
世の中、何かとネガティブは嫌われものです。
ポジティブであることが、善しとされて、皆、実は、無理矢理に
ポジティブを演じているのかもしれません。
理想の自分像を描いて、仮面をかぶって演じている
といったように・・・・
そんなあなたは、ポジティブでいることに疲れきっていたり
しませんか？？？
ネガティブであると、何かすごいダメ人間のような気持ちに
なってしまうものです。
でも、そのポジティブ志向がかえって、ストレスの元凶で
あったりするものです。
今日は、そのへんと摂食障害やうつ病などとの関係について
のお話です。
さて、
ストレスを無くして、摂食障害やうつ病などを克服して、
人生を自分の思い通りにしていこうと思ったら、まず大切なのは
何なのかと言ったら、
”自分の気持ちに気づく”
ということがとても大切になってきます。
なんだ、馬鹿らしい！！
と思われるかもしれませんが、
実は、摂食障害やうつ病などの病気を克服して人生を実りある、
思い通りの人生にしていくには、この自分の気持ちに気づく
ということがとても大切になってくるところなのです。
皆さん、あまり気づいていないのですが、
自分の気持ちがわかっていないという人が実に多いのです。
気持ちを感じていって、それを越えていったところには、
実は素晴らしいパワーがあるのです。
自分の気持ちを感じずに、ネガティブな気持ちを抑え込んでいく
ということは、とても危険ことなのです。
それが、
表面的なポジティブシンキングなのです。
ネガティブを抑え込んで抑圧してしまって、まるでポジティブしかない
ようにふるまってしまう・・・・
抑圧した感情は消えずにシャドウ化していってしまうのです。
このシャドウがコントロール不能なものを生み出します。
このシャドウが、コントロールできない感情や過食衝動などを
生み出すことになったり、病気の原因になったりするのです。
まずは、
そこから抜け出すには、自分の素直なネガティブな感情にも
気づき目を向けていくことがとても大切なのです。
そうやって、
自分のネガティブな気持ちに気づくことができたら、
まず簡単なのは、
”吐きだす”
ということです。
よくあるのは、旦那にイライラしてしまうといったケース。
何故か旦那が視線に入っただけでイライラしてしまう。
で、自分の気持ちに気づいていくと、
”私が忙しい時にいつも呑気に
ＴＶを見ている！”
そして、もっと掘り下げていくと、
”大変な時は手伝ってよ！”
更に掘り下げてみていくと
”ちっとも私のことを労わってくれない！！”
いろんな気持ちが出てくるものです。
このようなご主人に対するイライラ、どうしていけばいいのでしょうか？？？
大切なのは、ここで気持ちを押し込めたままにしない！！
ということです。
イライラを押し込めて我慢するというのが、いちばんよくない対処方法です。
”ネガティブは吐きだす”
というのがいちばんいい方法です。
ただ、感情を直接ぶつけてはいけません。
夫婦間に溝ができて、余計に悪い結果を招いてしまいます。
それでは、
どのように吐きだしていけばいいのか？？？？
いちばんは、
しっかり本根のコミュケーションをとっていくということなのですが、
急にはできないと思いますので、
様々な方法がある中でも、今回はいちばん手軽に一人でで
きる自己完結型の方法を紹介していきと思います。
ただ、
ここで、よくある心配は、ネガティブに目を向けると、
ネガティブな事が起きてしまうのではないか？？？
というものですが、ネガティブは抑圧してしまったほうがとても危険です。
まずは、ネガティブに気づいてください。
そして、そこに何があるのかしっかりと向き合ってください。
そこから、ネガティブの吐き出しをやっていきます。
それでは、
まず、自分のネガティブな気持ちを明確化します。
例えば、
”私は失敗する”
”私には価値がない”
”私は愛されていない”
”旦那にはイライラする”
”上司を殴り倒してやりたい！”
などなど、自分の中にあるネガティブな気持ちを明確化します。
それでは今日は、前の例の
”旦那にはイライラする”の例でやって
いってみましょう。
ここで、アファメーションといものをつくります。
先程の、私はいつも大変な思いをして家事をやっているのに
旦那はいつも呑気でイライラするといった場合です。
さて、ここでネガティブを否定して押し込めようとするから、
イライラを引きずったり、溜め込んでモヤモヤしてしまったり、
ある日、爆発して感情をぶつけて大ゲンカになってしまう
ということになってしまいます。
コミュニケーションをうまくとっていく方法がベスト
なのですが、それは結構難しい対人関係療法のところ
なので、今日はもっと簡単な方法です。
ここで、ネガティブを吐き出すためのアファメーションをつくります。
さて、アファメーションです。
”私の中には、いつも私が大変な思いをしているのに私を労わって
くれず、呑気な旦那にイライラしてしまい、旦那をぶちのめしてやり
たいと思っている自分がいるけれども、これからは、旦那の仕事の苦労
や私がちゃんとコミュ二ケーションをとっていないことも考えて、余裕
を持って素直に旦那に向き合える自分になることを選びます“
といったようにつくります。
ここでのポイントは、しっかりとネガティブを吐き出して、そのあとに、
ポジティブを入れていくということです。
しっかりと、ここでポジティブを選択するということです。
声に出して言ってください。
何度も気が済むまで言ってみます。
特にネガティブな気持ちをしっかりと吐きだしてください。
そして、もうひとつ事例をやっておきます。いちばん最初の
”私は失敗する”
の例でやっていってみましょう。
また、アファメーションをつくります。
仕事がなかなかうまくいかずに、失敗するのではないかという
ネガティブな思いに捉われて抜け出せないケースとしてつくります。
何度も言うように、ここでネガティブを否定して押し込めよう
とするからうまくいかないのです。 やるべきは、ネガティブと
向き合って吐きだしてしまうことです。
さて、アファメーションです。
”私の中には、仕事がうまくいかず失敗するのではないかと
心配で心配でしょうがなくて、絶望的になっている自分がいる
のだけれども、これからは、絶望を手放して前向きに取り組
んでいく自分になっていくことを 選びます！”
といったようにつくります。
ここでのポイントは、同じようにしっかりとネガティブを吐き出して、
そのあとに、ポジティブを入れていくということです。
しっかりと、ここでポジティブを選択する
ということです。
声に出して言ってください。
人生は詰まる所自分で選択しているのです。
ここでしっかりポジティブを選択してください。
このアファメーションは言葉に出して唱えて、本来はツボを叩き
ながら行う、ＥＦＴ（感情解放テクニック）というものです。
こちらのページのいちばん下にも紹介しています。
⇒ https://www.sinbiz.jp/psychotherapy/
吐き出しがとても大切です。ネガティブな感情を出し切るまで、
何度も口に出して言っていきます。
ツボを叩かなくとも、声に出して唱えるだけでもかなり効果があると思います。
これは、ほんの一例ですが、基本は全て同じです。
ネガティブは否定せず受け容れて、吐きだしたり、手放したり、
変容させていったりするということです。
これだけでストレスはグンと軽くなるものです。
あと、おまけになりますが、これにイメージをしっかり
つけるととても効果的です。
目の前に、ネガティブな道とポジティブな道があります。
ネガティブな道もしっかり見極めて感じて、受け容れた上で、
ネガティブな道は手放して、ポジティブな道を選んで進んで
いくというイメージをしてみてください。
更に効果的になっていきます。
拒食症や過食症や過食嘔吐などの摂食障害やうつ病などの病気
を克服していく上でもとても役に立つメソッドなのです。
ほかにもストレス軽減法はたくさんありますので、
また紹介していきたいと思います。
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それではまた！
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