対人関係療法で、“ノー”が言えない!は・・・
あなたは、躊躇なく
“ノー”
を言うことができますか?
それとも、
“ノー”を言ったら、嫌われる、変に思われる、
人が離れていく、見捨てられる、
のではないかとあれこれと考えて、
なかなか言えなかったり・・・
でしょうか?
さて、
それでは、どうすれば相手も自分も傷つかずに、
上手に“ノー”が言えるのでしょうか?
また、なぜ、“ノー”が言えないのでしょうか?
“ノー”を言うには、“ノー”を上手に言うテクニックも必要です。
でも、根本から言えない原因をつきつめ
言える自分に変わることはもっと大切なことです。
今回はそのあたりを触れていきたいと思います。
さて、
「ノーが言えない!」
まずは、“ノー”を言うためのテクニック編です。
まず、大切なのは相手を尊重すること。
ただ、ノーを言えばいいというものではありません。
相手の意思をちゃんと肯定的に受け容れるということ。
相手の欲求にしっかりと耳を傾けて肯定的に聴いてあげることです。
そして、大事なのは自分の欲求にもちゃんと耳を傾けることです。
自分の奥底ではどのような欲求があるのか?
決してやっていけないのは、ただ“嫌だ”という
感情だけで、感情をぶつけるように、
“ノー”
を言ってしまうことです。
これでは、ノーが言えても生産的なものにはなり得ません。
相手を傷つけることにもなりかねません。
大切なのは相手の欲求も自分の欲求もどちらも大切にする
ということです。
自分を犠牲にしたり、相手を犠牲にしたりせずに、
自分と相手のすべての欲求を考慮するということです。
そして、意見が違ったら反対し、
違う解決策を提案するということです。
一方的あるいは感情的な“ノー”は相手を傷つけてしまう
ものです。
相手を傷つけないノーであれば、躊躇する必要はないのです。
例えば、
会社で上司から、
「ちょっと、急ぎの仕事があるので残業してくれないか?」
と頼まれ、
そして、あたなは今日は大事なデートの約束があり
残業はできないというような場合。
どうすればいいのか?
ここで、いきなり
「無理です! できません!」
と言ってしまうとあまりに感じが悪いもの。
かといって断れずに黙って引き受ければ、
後にイライラやモヤモヤが残ってしまいます。
どのように対処していけばいいのでしょうか?
ここで大事なのは、まず相手の欲求をちゃんと
聞いてあげること。
急ぎとはどのくらいの緊急性があって、
その仕事はどのくらい重要なものなのか。
自分でなければ出来ない仕事なのか。
他に頼める人はいないのか。
明日では間に合わないのか?
何か別の方法で解決できないのか、
などなど、
ちゃんと上司の問題に向き合い、
そして、勿論、自分の欲求もちゃんと伝えます。
「今日は、どうしても外せない重要な約束があるのですが・・・」
とちゃんと伝えた上で、
上記のような別の解決の方向性を探っていくということが
とても大切です。
相手の欲求、自分の欲求を充分検討して、
両者の欲求を尊重した解決策を探っていくということです。
さて、でも、“言えない”
そこまでいく前の段階で、
気持ちの上で大きなブレーキがかかってしまう
という人が少なからずいます。
ノーを言ったら、
嫌われるのではないか、
否定されるのではないか、
見捨てられるのではないか、
といった怖れがそこにある場合です。
それらの怖れの多くは幼少のころに形成されていることが
ほとんどです。
このようなブレーキとなっているものは、
スキーマと言われていたり、
心の傷と言われていたり、
インナーチャイルドとも呼ばれています。
このブレーキを外していくには、
まず、そのブレーキの源に気づいていくことが大切です。
そして、その源を癒し統合していくという順番で
向き合っていくことによって徐々に影響をやわらげていく
ことができます。
そこはインナーチャイルド癒しのセミナーでも取り組んで
いきます。詳しくは⇒ https://www.sinbiz.jp/innerchild/
さて、もう少し具体的には、どのようようにしていけ
ばいいのか?
ということについてはまた・・・
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