対人関係療法で“孤独感はどうすれば・・・”
カウンセリングをしていて、
とても多くの人が孤独感を抱えていることを実感
しています。
“一人ぼっち”
“寂しい”
“私は孤独なんだぁ~”
と深く感じて、絶望感を味わっている人が実に多いのです。
その孤独感から過食してしまっているも多いようです。
さて、
それでは、その孤独感というのは、
どうして生まれてきてしまうのでしょうか?
そして、
どうすれば、その孤独感を減らしていくことが、
できるのでしょうか?
それでは、
まず、孤独感がどうして生まれてきてしまうのか?
ということですが、
それは大きく分けて3つに領域に分けて捉えられると
考えています。
まず、今現在の友達や家族、職場のありようです。
これが直接的なものであって、
特に対人関係療法では、ここに焦点を絞ってカウンセリング
をしていきます。
孤独感を感じてしまうのは、
心を開いて周りの人と接することができていない場合が
ほとんどです。
気を使ってしまう・・・
顔色を見てしまう・・・
周りに合わせてしまう・・・
本音が言えない・・・
こうなると、自分のことは誰もわかってくれないし、
気持ちが通じ合わないので、とても孤独な気持ちを
感じてしまいます。
こうなるのは、やはりずっと取りあげてきた、
心の傷を隠したり、もうこれ以上傷つきたくないといった
気持ちから、仮面をかぶってしまっていることが
大きく影響を与えています。
仮面をかぶっているから孤独なのです。
仮面の下の本当の自分が寂しがっているのです。
そして、もう少し深くてわかり難い孤独感の原因ですが、
それは無意識にある孤独感です。
子ども頃、あるいはもっと幼い幼少の頃の
“孤独感”
お母さんに甘えたかったのに甘えられなかった、
もっと愛して欲しかったのに愛されなかった、
いつも一人ぼっちで寂しい思いをしていた・・・・・
ほとんどがあまり記憶になく意識していなかった、
小さな頃に抱えてしまった
“孤独感”
この孤独感を大人になってもずっと抱えていて、
何かの折にこの心の傷が疼いて、
とても孤独な気持ちになってしまうのです。
これもよくある孤独感の原因です。
さて、そして、
もう一つ大切な更に深くて大きな孤独感は、
“大いなる存在からの分離”
です。
実はこれがいちばん大切なのかもしれません。
現代人は科学が発展してすべてを科学的に論理的に捉えて、
目に見えないものは信じないようになってしまいまいた。
頭でばかり考えて、感じることを忘れてしまいました。
そして、
命の根源から分離されてしまいました。
この命の根源からの分離感が、
大きな孤独感へと繋がっているのです。
ここは深くてわかりにくいところかもしれませんが、
前回紹介した自己志向にも関係するところです。
意識が外へ外へと向かってしまい、
孤独を埋め合わせるために更に外に求めてしまう・・・・
そうすると益々、不確かな他者の愛や外の物質的な満足を
求めて振り回されて、
更に孤独感を深めてしまうという結果に陥ってしまうのです。
さて、これらの原因が考えられるのですが、
それでは、その孤独感を軽減していくには、
どうすればいいのか?
と言うことですが、
そこは、
また次回以降で考えていきたいと思います。
対人関係療法などにつてはこちらのハンドブックも参考にしてください↓↓↓↓↓↓
摂食障害克服のためのハンドブックが無料ダウンロードできます。
⇒ https://www.sinbiz.jp/freehandbook/
過食症・拒食症などの摂食障害の克服専門カウンセリングSINBI
はこちら⇒ https://www.sinbi-s.info/