【いい人・強い人・クールな人】
あなたは、
いい人? 強い人? クールな人?
どのタイプでしょうか?
人には様々な性格があり単純なものではありませんが、
シンプルに分けてみるのも役に立つものです。
自分はどのタイプになるのか?
それにはどういう意味があり、
無意識になっているその裏には何があるのか?
さて、
まず、客観的に自分に気づいていくということは
心を強くしていく上で、とても大切なところです。
実は今日最初に挙げた、
いい人? 強い人? クールな人?
というのは、ずっと触れている仮面の3タイプです。
この仮面はとても大切なものなので、ずっと取りあげています。
(1)愛されたい服従の仮面 = いい人
(2)強がり戦士の仮面 =強い人
(3)穏やかな逃避の仮面 =クールな人
の3つです。
これらの仮面は、本当の自分を隠すためにかぶっています。
隠そうとしている本当の自分は、傷ついた自分であり、
認めたくないネガティブな自分です。
だから、仮面をかぶって、表面上は対人関係や人生をうまく
コントロールしていきます。
でも、表面的な仮面の対人関係や人生なので、
満足できなかったり、不安やイライラや悲しみやモヤモヤ
といったストレスを抱えることになってしまいます。
仮面のコミュニケーションや仮面の人生を歩んでいると、
そのギャップが大きければ大きいほどに大きなストレス
という形で表れてきて、それが過食やうつ病や飲酒などへと
繋がっていってしまいます。
それが如術に現れるのがやはり対人関係です。
カウンセリングで、
“私は、対人関係は問題なくうまくいっている”
という人がよくいますが、実は仮面の対人関係がうまくいっている
だけというケースが多く、偽りの自分でいることで、表面上は、
何とかうまくいっているだけということはよくあることです。
この場合、それに本人がそれに気づいていない場合が多いのです。
実は、それが過食に出ていたり、うつ病に出てしまったりという
ことがよくあるわけです。
夜中にいきなり起きて過食してしまうという人が良くいますが、
そのような人が正にそうだったりするものです。
無意識の内に、自分では気づかず無理をしている人です。
そのような人は、いい人仮面をかぶっているケースがほとんどです。
“人の迷惑にならないように”
“嫌われないように”
“機嫌を損ねないように”
“平和が乱れないように”
といつも周りの顔色を伺い、周りの意向に沿って合わせていく。
これをやっていれば、表面上の対人関係はうまくいっていて
当然です。
でも、ここで問題になってくるのは、
対人関係そのものではなくて、
本人の内面の問題です。
自分を殺して周りに気づかい無理に合わせていれば、
当然、くたくたに疲れてしまうし、イライラが出てきたり、
何かモヤモヤしてきたり、さみしくなってしまったりしてしまうものです。
自分を殺して出さないので、寂しさや孤独感を感じる人が
実に多いものです。人との繋がりを感じられないのです。
これは、いい人仮面の場合ですが、前回触れた“強がり仮面”
の場合でもよくあります。
“甘えられない”
といったものです。
この場合も表面上の人間関係はうまくいっている
訳です。
強い人を演じているので、当然弱みは見せないし、
人に頼ることもできない、
親分肌や姉御肌とよく言われている人で、
実は内面に弱さを抱えていて、一人苦しんでいるという
人は実に多いものです。
人の相談にはよく乗ってあげていて表面上は強いのですが、
自分の悩みを相談したり、人に頼ったり、甘えたりすることが
できない人で、実はその裏に苦しみや孤独感を抱えてしまって
いるのです。
あと、クールな人仮面ですが、ちょっと長くなったので
そこはまた次回にしたいと思います。
ここはしつこいようですが重要なところです。
自分ではなかなか気づかない無自覚ということが実に多いのです。
どうにもうまくいかない人生、
ストレスフルな人生、
そんな人生を制限しているのは仮面とコアビリーフなのかも
しれません。
心を強くする方法については、また更に掘り下げて
紹介していきたいと思います。
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