HOMEコラム

【喧嘩のパターンは?!】

【喧嘩のパターンは?!】

前回は、目上の人の誤りにも、

“反論せず服従してしまう”

という例を取り上げましたが、似たような例として、

身近な人、例えば、

お母さん、お父さん、やご主人や奥さんなどと、

喧嘩になった時の対処の仕方にも根本にある心理パターン

というものが顕れるものです。



やはり、そこにも大きく分けると3つのパターンが

顕れてきます。 今日はそこのお話です。

さて、

喧嘩の時の対処法にこそ、その人のかぶっている、
本質的な仮面が出やすいものです。

喧嘩の対処方法で出やすい3つのパターンというのは、

ずっと触れている仮面の3つのパターンでもあります。

例えば、
  お母さんが疲れて帰ってきたら、
  リビングの片づけができておらず、散らかっていて、
  えらい剣幕で怒っている。
  でも、それは今から片づけるところだったのに・・・・・
  
  お母さんは、
   「また、散らかしっぱなっしで・・・」 「いつもいつも~」
   「だらしない」「そんなことではろくな大人にならない!」

    と・・・・・・
  
    今の目の前の片づけと関係のない、
    過去の事や未来の事まで持ちだして来て怒っています。

    あなたなら、そのようなお母さんにどのように対処
    しますか???

   ここでのよくある対処のパターンのタイプとしては、

1、お母さんの機嫌を鎮めるのを最優先するタイプ

2、自分の非を認めたくないので感情的に攻撃するタイプ

3、攻撃から逃れるために、黙ったり、その場を去るタイプ

    に大きくは分かれるかと思います。

つまり、

1、服従するタイプ
2、攻撃するタイプ
3、逃避するタイプ

の3つのパターンです。
まず、服従するタイプですが、これがいい人仮面です。

まずは平和が最優先。お母さんが機嫌を損ねるのを嫌います。
お母さんが機嫌を損ねて嫌な思いをしたり傷ついた経験が
そうさせてしまいます。
多くは、この対処方法を学校や職場など外の世界でもしてし
まい、やがて様々な問題へと発展しがちです。
一見周りとうまくやっているように見えるのですが、本人の
内面はストレスで押しつぶされそうになっています。

次に、攻撃するタイプですが、これが強い人仮面です。

このタイプは、自分が否定されたり、自分の弱さが露呈して
しまうのを避けて自分を守るための手段として、攻撃を選択
した人です。
このタイプの人は、他人からの否定的な攻撃に過剰に反応
して、自己防御のために相手を攻撃してしまいます。
対人関係に溝ができやすいので注意が必要です。
お母さんと話せば喧嘩になるし、めんどうだから近くにいたく
ないとなりがちです。

最後が、逃避するタイプですが、これがクールな人仮面です。

お母さんが感情的に怒ると黙ったり、その場を立ち去って
逃げてしまうといった対処方法を選んでいます。
超然としていて、何も気にしていないように見えますが、
とても繊細で傷つきやすいタイプです。傷つきたくない
から、仮面をかぶり人と距離を置いてしまいます。
人と距離があるので、寂しさや孤独感を抱えやすく、人生
を楽しめない側面もあります。
自分のことを誰もわかってくれない、わからないと思っています。
黙ってしまうので、他人にはわからなくて当然なのですが・・・・・
お母さんに対しても何もわかってくれないといった不満を抱えて
います。

このように、大きくは3つのタイプによる対処方法
に分けて考えることができます。

これら3つのタイプ全ては仮面をかぶった対処方法であって、
それぞれ、何らかの問題を抱えることになってしまいます。

問題を抱えないためには、仮面を手放して、本来の自分で
対人関係を構築していけるというのが望ましい形です。
仮面を手放していくことが、人の成長へと繋がっていくこと
になります。

そのような自己成長のためには、
まず、このような例を見ていただき

自分はどうなのか???

と自己観察をしていただけるといいかと思います。

仮面を手放して成長していくためのファーストステップが
観察と気づきになってきます。

ちなみに、事例でのお母さんの怒り方の注意ポイントですが、

まず、大切なのは、

”事情を聞く”

ということ。

これをやらずに一方的に怒るパターンが多いようようです。
まずは、事情を聞いてあげてください。
「どうしたの?」と情状酌量の余地を与えてあげることです。

そして、過去や未来は持ちこまない。
目の前の事実のみを怒るということ。
「また~」とか「ろくな大人にならない」というところは、
やめたいものです。

あと、多いのが過度の一般化と言われているものです。
1回あったことを、”いつもいつも”としたり、だから
勉強ができないなどと関係ないことに波及させてしまっ
たりということは避けるべきところです。

そして、”だらしない”とか”人間失格”などと
その行為と人格を一色丹にしないと言うことが大切です。

それがどうしてもできない!!

感情に巻き込まれて、感情をぶつけてしまう!!

というのであれば、それはお母さんが過去に飲み込まれて
います。

お母さんの心のケアをするカウンセリングが必要なの
かもしれません。

心のバランスは、コミュニケーションによく顕れて
くるものです。
対人関係療法では、このようなコミュニケーションを
とても大切にしています。

これが、うつ病や摂食障害の予防にもなっていくものです。
ここは、
大切なところなので引き続き、もう少し具体的に扱って
いきたいと思います。

つづきはまた・・・・

対人関係療法などにつてはこちらのハンドブックも参考にしてください↓↓↓↓↓↓
摂食障害克服のためのハンドブックが無料ダウンロードできます。
⇒ https://www.sinbiz.jp/freehandbook/

過食症・拒食症などの摂食障害の克服専門カウンセリングSINBI
はこちら⇒  https://www.sinbi-s.info/

メンタルオフィスSINBI 摂食障害の対人関係療法カウンセリング 東京

催眠療法のホリスティック・セラピーハウス