【感情の扱いを大切に】
“心を強くする”ためには、感情がとても大切なポイント
になるもの。
“自分の気持ち”そこにある考えや感情、そこに気づいて、
自分というもの知っていく・・・・・・
そのようなことがとても大切なのではないかと。
今日はもう少し感情について考えてみます
さて、
前回も少し触れましたが、
“感情は悪いもの”
という認識。
うつ病や摂食障害でも、何もない人でも、
感情、ここで取り上げるのは、不安や恐怖のネガティブな
感情ですが、このネガティブな感情は悪いものと決めつけて、
抑圧したり、誤魔化したり、そこから逃げたりすると
何かと問題が起きてくるもの。
そのことによって、うつがひどくなったり、過食がひどくなったり、
依存が出てきたり、病気になったりしてしまうもの。
ネガティブな感情を悪者にはしたくないもの。
ネガティブな感情を怖がらないでください。
感情は充分に感じてもらいたいものです。
本当???
嘘でしょう・・・
と思うかもしれません。
感情に飲み込まれてダメになってしまう!!
コントロール不能状態に陥ってしまう!!
気が狂いそう!!
と思ってしまう。
でも、それは前回のピンクの像の例えのように、
感情は悪いものだからと決め付けて、考えないようにしたり、
抑え込んだりするから、余計大きくなってしまい、とても恐ろ
しいものになってしまいます。
人間でも同じです。あいつは悪い奴だというレッテルを貼って、
抑圧していくと、余計に悪さをしてしまうものです。
だから、まずはネガティブな感情は悪い奴ではない!!
と考えてもらいたいものです。
それだけでも、あまり暴れなくなります。
そして、更に
“ネガティブな感情には肯定的な意図がある”
という考え方をしてみます。
ネガティブな感情は、肯定的な何かを得るための
重要な存在であり、重要なサインであると。
例えば、将来の経済的な不安を抱えていたとします。
将来の経済的な不安を暗示するような何か、例えば請求書とか
支払い日の到来などがあったりすると、
なるべく見ないようにしたり、お金の計算をしない
ようにしたりと、逃避行動をとったりするものです。
でも、それをやっているといつまでも不安がなくならないばかり
か、かえって大きくなってしまうものです。
そんな経験はありませんか?
さて、
それでは、どうすればいいのか?
まずは、その不安を肯定的に受け容れていく
ということをやっていきます。
“ありがとう”
と、感謝してみてください。
そして、しっかりその不安を見ていきます。
その不安にはどのような肯定的な意図があるのか?
何を知らせてくれていて、何を守ったり、何を得られるようにと
配慮してくれているのか?
例えば、先程例の経済的な将来不安であれば、
将来、お金で困ったり、惨めな思いをしないようにと警告を
してくれているのですね。
不安を起こして、警告して、将来の安定を得られるようにと
配慮してくれているのです。
まずは、不安を感じて受け容れて、感謝していくということを
やっていきます。
これだけでも、不安はだいぶ消えていくものです。
そして、しっかりと不安と事実を見ていきます。
まず、不安の源を具体的に見ていきます。
最悪の事態として、どうなってしまうことが不安なのか?
経済的な不安であれば、
ホームレスになることなのか、飢え死にしてしまうこと
なのか、とにかく不安になっている最悪の事態を具体的
に見てきます。
それをやっていくと、まずそんなことにはならないという
事実も見えてきます。
何を非現実的なバカなことを考えているのだろう?
と・・・・・
また、それなりの覚悟も出来てきます。
そして、
その上で、具体的な対策をとっていけばいいのです。
これは不安の明確化と言われる方法です。
これをやるとかなり不安は消えていきます。
あとはエネルギーとしての不安が胸や頭のあたりに、
モクモクとした黒い雲のように、こびりついてとれない様
な場合もありますが、それもそこを見ていくことによって
なくなっていきます。
(これを取っていくには様々なテクニックがあります。
例えば太陽の炎で燃やしてしまうなど・・・カウンセリング
では様々な方法を駆使していきます)
そこを見ていくというのは、
肯定的な意図を見ていけばいいのです。
経済的な将来不安の肯定的な意図は、
“安定”を得るということ。
その安定に目を向けていけばいのです。
安定している自分を想像して感じていきます。
そして、安定の先にあるものは何でしょう?
安定の先にある豊かさ。
豊かさも感じていきます。
豊かさの先には何があるでしょうか?
そう、幸せ
幸せも充分に感じてみてください。
幸せの先には何があるでしょうか?
そう、“心の安らぎ”
心の安らぎを感じていきます。
このようにして、ネガティブな感情から
肯定的な意図へと、注目する焦点を変えていくのです。
そうしていけば、すっかり不安な気持ちはどこかへ
消え失せているものです。
いかがでしょうか。
人は習性として、どうしてもネガティブに焦点を
あてていきやすいというところがあります。
ここを、ポジティブに焦点をあてていくということを
やっていきます。
そうしていけば、感情は何も怖いものではありません。
感情は大切にしていってもらいたいものです。
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