拒食の深い理由
拒食症の人が食べない理由は様々考えらていて、
”単なる強烈なやせ願望とは違う”
ということは、今までも触れてきました。
ダイエットは単なるきっかけにしかすぎません。
拒食の理由のひとつとして、
強い自己否定感があります。
私なんて価値がない。
生きている意味がない。
消えてしまいたい。
存在を消してしまいたい。
といった自分を徹底的に否定したいという気持ちがある場合。
また、その反対に自己肯定によるものあります。
自分コントロールできることへの満足感。
体重をコントロールできる自分。
そこに自分の価値を見出しているような場合。
もうひとつ、別の考え方として、子宮回帰願望というものが
あるようです。
拒食で食べずにどんどん小さくなりたい。
どんどん小さくなって子宮に戻りたい。
そしてやり直したい。
幼児に戻って、自分がしたかったようにして、やり直したい。
そんな願望です。
子宮回帰願望というのは、母親の愛情への渇望感からきている
ようです。
乳幼児期の母親の愛情不足が大きく関わっているようです。
このようなケースの場合には、幼児期に戻って再養育をやってみる
ということがとても効果的です。
ただ、摂食障害の原因は様々で、
まずは現在の問題に焦点をあてて、解決していくことが
とても大切であることはお忘れなく。