摂食障害の過食嘔吐の事例 (対人関係療法、催眠療法)
26歳 サービス業 女性のケース
過食嘔吐の習慣が4年ほどあり止められない状況。
特に仕事上でのストレスが多くある状況で激しくなる。
そのストレスは、本音を言えない、ノーを言えないという
ところに起因しているものがほとんど。
このケースも子ども頃からの母親との関係で、本音が言えない
母親の顔色をうかがうというところが他の対人関係に如実に
現れているケースである。
このケースは、催眠療法と対人関係療法を交えて対応していく。
まず、催眠療法では現実の自分をを客観的に見ていきます。
少し離れたところから自分自身を眺め気づきを促していきます。
そして、そこにある気持ちを明確していきます。
それから、その気持ちがどこから来ているのか?
その気持ちが生まれる最初の原因へと遡っていきます。
この場合は、子どもの頃の母親との関係でした。
ここで、満たされなかった母親との関係を満たしていき
癒しへと繋げていきます。
充分な癒しを得られたあとで、自己の再構築を行って行きます。
自信がなかったり、人の目を気にして気を使いすぎる自分から
自信があって、何でも言える自分への変容です。
催眠療法では、過去の癒しと自己イメージの再構築を行って
行きます。
そして、その後対人関係療法へと繋いでいき、現実のコミュニケーション
の改善を図り対人ストレスを軽減させて行きます。
このケースでは、2回~3回の催眠療法で確実に効果が上がり、
対人関係療法ではより自信を深めていくという形になりました。
摂食障害のカウンセリングは対人関係療法で⇒ https://www.sinbiz.jp/eating2/