過食症も結局は拒食(過食症・拒食症の摂食障害と対人関係療法)
過食症には、
ストレスからくる過食症と
拒食がベースにある過食症
の2タイプがあります。
ストレスからくる過食症の場合は、まだストレスが減れば
なんとかなるというところがありますが、
拒食症が根っこにある過食症の場合には多少複雑に
なります。
ストレスからくる過食症の人の場合、
前に触れている不安気質が強く
ここをケアしていくことによって軽減されていくのですが、
拒食を伴うとそうはいきません。
拒食を伴うというのは、簡単に言うと
嘔吐を伴うということです。
また、嘔吐がない場合には極端な食事制限があります。
その場合によくあるのは、過食期と拒食期を
繰り返すというもの。
拒食には、
”太ってはいけない”
というとても頑固な気持ちがあります。
それは、気質で言うと執着気質と言われるもので、
一言でいえば、
”完璧主義”
者です。
なかなか妥協ができない。
完璧にやらないと納得できないタイプです。
徹底性がそこにはあります。
そこには、様々な心理的な背景も絡んできます。
ほとんどの過食には、その根っこには拒食があります。
実は,
ストレス過食の場合でも、普段は食事を抑え気味で、
食べたいものを食べていないというケースがほとんどです。
それは、ほとんどの摂食障害がダイエットから始まっている
ことからも理解いただけるかと思います。
過食がダイエットの反動としての生理現象であり、
嘔吐したり食事制限するということは、身体を飢餓状態に
追い込んでいるのであって、
嘔吐や食事制限が過食衝動を生みだしているということです。
嘔吐あるいは食事制限というものは怖いものなのです。
ただ、そこには根深い心理的な要因が絡んでいることは、
お忘れなく・・・
摂食障害のカウンセリングは対人関係療法で⇒ https://www.sinbiz.jp/eating2/