自分では普通だと思っている・・・(過食症・拒食症の摂食障害と対人関係療法)
自分の気持ちになかなか気づかないということに少し触れましたが、
自分のコミュニケーションパターンについても、
自分ではなかなか気づかないものです。
そこを改善していくのが対人関係療法です。
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自分のコミュニケーションパターンに気づけないのは、
ずっと、やってきたコミュニケーションパターンだから、
それが、
”普通”
になってしまっているから。
それが普通であたりまえだから、わからないわけです。
そこで、
コミュニケーションパターンをみていく上で注目するのが、
感情の動きです。
気持ちが大きく動くコミュニケーションは、
誰とのどのようなコミュニケーションなのか?
というところ。
例えば、
多いのは、母親とのコミュニケーション。
母親が、話を聞いてくれない、理解してくれない、
あるいは、いつも否定的、または逆に過保護・過干渉などなど・・・
その母親との実際のコミュニケーションと気持ちの動き、
そこでの態度や行動を見ていきながら、
その捉え方やコミュニケーションパターンを検討して
改善していくということをやっていきます。
でも、その時のことだけを取り上げてもなかなか解決していく
ものではありません。
もうひとつ大切なのが、今のコミュニケーションパターンを
つくり上げる元になった過去のプロセス。
どういうプロセスがあって、今のコミュニケーションパターンが
出来上がってきたのか。
あるいは、今の気持ちや考えが生じてきたのか?
対人関係療法ではそこまでも含めて検討して、
最終的には、今の対人関係を改善して、
持って行き場のない感情を軽減させていき、
摂食障害の改善を図っていきます。
摂食障害の対人関係療法カウンセリングに興味のある方は、
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