摂食障害は拒食から始まる(過食症・拒食症の摂食障害と対人関係療法カウンセリング)
多くの摂食障害は拒食から始まるといってもいいのか
と思います。
それは、ダイエットも拒食のうちと考えられるからです。
ほとんどがダイエットから拒食に入っていくか、
ダイエットから過食に入っていくかというところ。
ただ、拒食は、ダイエットが伴わない拒食も多くあります。
それは、食べることを拒絶している=生きることを拒絶している
すなわち、自分の存在を拒絶しているというものであったり、
自分を弱くしていきたい、病気にしていきたいという思いであったりします。
それは弱い病人になることによって、愛されたい、注目されたいというもの。
あるいは、自分をどんどん小さくしたいという意識が無意識に働く場合も
ります。 それは、小さくなって赤ん坊になって愛情を十分に受けたいと
いう思いから無意識になされる、赤ちゃん回帰というもの。
また、女性性の拒絶によって拒食症になっていく場合などもあります。
このように拒食症には、単純に痩せたいという願望によるものとは違う
ところが多少あります。
でも、これらを除くとほんとんどは、ダイエットなどの痩せたい願望が
事の始まりとなっています。
でも、ダイエットしても摂食障害になる人とならない人ががいます。
その大きな違いは何なのか?
ということです。
それは、”心のバランス”状態です。
心がバランスの取れていない状態でダイエットを始めると
摂食障害になりやすいのです。
だから、摂食障害を改善していくには心のバランスを整えていくことが
いちばん大切になります。