拒食のルール破り(過食症・拒食症の摂食障害と対人関係療法カウンセリング)
先日、拒食症の人は厳しい食のルールを課している
というお話でしたが、
そのルールを破り、拒食症を克服していくにはどうすればいいのでしょうか。
もとろん、前回触れたように家族のあたたかい支えはとても大切なものです。
それに加えて、カウンセリングでは何をしていくのか?
ということになります。
やはりそこでとても効果的な方法は催眠療法になります。
https://www.sinbiz.jp/anorexia2/
ポイントは安心感です。
拒食のルールは、安心を得るための行為なのです。
安心を得るということは、
怖れる気持があるということで、
何を恐れているかというと、
体重の増加を恐れているのです。
さて、ここで終ってはいけません。
何故、体重の増加を恐れるのでしょうか???
ここがとても重要なところです。
多くは本人も気づいていません。
無意識です。
ここをまず押えていきます。 体重増加を恐れる理由です。
ここが催眠療法が得意とするところです。
https://www.sinbiz.jp/anorexia2/
潜在意識下にあるこの理由を明確化していきます。
何で体重増加を怖れるようになってしまったのか???
ここを捕まえれば後は解決していくだけです。
解決されれば、怖れは消えて安心感が増えていきます。
安心できれば、ルールは必要なくなります。
つまり、拒食のルールは破られます。
怖れの多くは過去の辛い・悲しい体験にあります。
特に子ども頃のものは大人の目からみれば些細なことでも、
子どもにとっては生命危機に匹敵するものです。軽々しく扱わない
ことがとても大切です。