習慣と身体生理反応による過食(過食症・拒食症の摂食障害と対人関係療法カウンセリング)
過食症は、基本的には精神的に不安定なところがあって
そのバランスをとるために発症している症状であって、
過食症の改善は、心のバランスを整えるところに最大のポイントが
あります。
ただ、長年過食症を抱えていると、
過食が生活の一部になっていって、パターン化されているということが
よくあります。
心のバランスが整っても、生活習慣で過食をしてしまう・・・・
過食をしないと一日が終わらない、気持をリセットできないというもの。。。
それが明らかな場合は別の方法をとっていく必要があります。
カウンセリングで、心ではなく、
”過食を直接コントロールする”
ということです。
そして、もうひとつ重要なポイントが過食以外の普段の食習慣の改善です。
栄養が偏っているために、身体がバランスを取り戻そうとして、
過食衝動が起きるというメカニズムがあります。
そこは栄養バランスの整った食事習慣へと切り替えていく必要があります。
特に要注意は、炭水化物と脂質の問題になります。
その習慣や考え方を変えていく必要があるわけです。
習慣を変えるためには、認知行動療法という方法で、
毎週、毎週、実際にスケジュールを立ててもらい
実行しながら、それを改善していくという方法です。
そこにも、実はできない裏の気持ちなどもあったりはしますが・・・・
対人関係療法だけにこだわらず、状況によっては様々な療法を使って
柔軟に対応していくことが大切なところです。