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拒食症の家族はどうすれば・・・(対人関係療法などのカウンセリングで)

拒食症の家族はどうすれば・・・(対人関係療法などのカウンセリングで)

拒食症のお子さんを抱えるご家族は本当に大変な思いをしています。

よくご相談受けるのでその心中は察して余りあるところだと思います。

憔悴しきってしまうようです。

子どもにどう接すればいいのか分からず翻弄されてしまうという

ところだと思います。

まず、肯定的な態度で受け入れてあげるということが大切なのですが、

これが迎合的になり甘やかすばかりになってしまうと改善は見込めません。

そうなってくると、本人は、摂食障害でいることによって、優しくしてもらえる

し、注目してもらえるし、コントロールできているので、改善に向けて変わろう

という気持ちは起きてこないのです。

あくまでも、親御さんは、改善に向けてのビジョンをもって、根気よく対応

していかなくてはいけません。 大変かと思いますが・・・

そこで、大切なのが、

まず、ちゃんと話を聞く、そしてちゃんと共感してあげる、ことがまず大切です。

話しだけではなく、ちゃんと気持ちを、そこにある気持ちまで聞いてあげて、

共感してあげるということです。 同情ではなく共感です。

一緒になって、同じように感じてみるということです。

ここで勘違いしてほしくないのは、話を聞いて本人の言いなりになることとは

違うということです。

ちゃんと話と気持ちを聞いてあげて、共感していくのですが、

そのことと、迎合的になって言いなりになることは別のことです。

あくまでも、改善に向けて導いていくという役割を担っているのだという

ことは忘れないでください。

話しはちゃんと聞いて肯定的に受け入れるけれども、

それをそのままOKにして言いなりせず、ダメなものはダメという一貫した強い態度は

必要なものです。

そのためには、改善に向けたビジョンと強い意志を持つというこが大切なのですが、

もうひとつは、本人のビジョンです。

本人の将来像を大切にしてあげることです。

将来どのようになりたいと思っているのか・・・

本人の理想や価値観、将来像です。

それができれば、変化へ向けての準備が整っていきます。

あくまでも本人自信が考えるよう促していくことがとても大切なとこです。

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