睡眠の質を悪くするベッドの上の3つの習慣!その改善方法とは?
(執筆:YOKO .N 監修:SINBI代表カウンセラー 福山 裕康)
眠れない日や質の悪い睡眠が続くと、日中もふらふらしてしまうし、イライラして過食に走りやすくなってしまいますよね。
もし、あなたが色々試してみたけれど、どうしても睡眠の質がよくならないと悩んでいるのなら、次のようなことに心当たりがないかチェックしてみてください。
✔︎ 寝る時間じゃなくてもベッドの上にいる
✔︎ 寝る前にベッドの中でスマホをみてしまう
✔︎ 休みの日は寝溜めしてしまう
もし、当てはまるものがあれば、ちょっと改善するだけで、睡眠の質上がるようになるかもしれません。
この記事では、
・どうして上の行動が睡眠の邪魔をするのか、
・どうしたら改善し、スッキリと起きることができるのか
を解説していきますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
こちらの記事も参考に〉〉心配や不安を感じても眠れるようになる3つの方法とは【過食】
睡眠の質を悪くする3つの習慣
睡眠の質が悪くなるのは、日頃のストレスや食事も関係しますが、次のような行動や習慣も大きく影響します。
一つずつ解説していきましょう。
睡眠の質を悪くする習慣① 寝る時間じゃなくてもベッドの上にいる
自分の部屋にいる時、ついついベッドの上で過ごしていませんか?
ベッドで横になりながらテレビをみたり、本を読んだり、中にはお菓子を食べるつわものもいるようですが、この行為が睡眠するための「脳」の邪魔をしています。
というのは、脳は、空間とそこで行う行為を覚えるからです。覚えることで、心の準備や用意をしてしまうのです。
つまり、常にベッドの上でテレビを見ることが習慣になってしまうと、
「ベッドはテレビを見る場所なんだ」
と、脳は認識してしまいます。
そうなると、ベッドは「寝るための場所」ではなく、「テレビを見る場所・娯楽の場所」なので、いざ寝ようと思っても脳はテレビを見るモードに入ってなかなか休んでくれません。
こういう脳の状態を改善するには、ベッドにもたれかかる形でも良いで、起きている時は必ず布団から出るようにしましょう。
睡眠の質を悪くする習慣② 寝る前にスマホをみてしまう
「眠たいんだけど眠りたくない」という不思議な衝動に襲われることはありませんか?
睡眠は人間の根源的な欲求の一つですから、そんな強い睡魔を押しのけてまで「眠りたくない」と思ってしまうのは、やはり寝る前のスマホが関係しているようです。
「眠りたくない」と思ってしまう原因はノルアドレナリンという神経伝達物質です。
ノルアドレナリンは、人が危険な状況に陥った時にすぐに反応できるように「不安」や「焦り」の感情を引き起こす物質ですが、通常なら寝る30分前に分泌が減っていき、穏やかな睡眠状態が訪れるようになります。
しかし、スマホで脳が強制的に覚醒しているとノルアドレナリンは減少せずに残っています。ノルアドレナリンは「負の感情」を引き起こすので、
「このまま寝てもいいのだろうか」
「スマホに重要なお知らせが来ていたらどうしよう」
などという危機感が作られるようになって「眠りたいんだけど、眠りたくない」という状態に陥るというわけです。
そのため、スマホはベッドに持ち込まないようにしましょう。手が届くところだと、ついつい触ってしまうので物理的に手の届かない場所に置いておくと効果的です。
睡眠の質を悪くする習慣③ 休みの日に寝溜めしてしまう
また、眠たいからといって休みの日に寝溜めをしてしまうと、体内の睡眠時間にずれが生じてしまいます。
人の脳は「習慣」を好むので、イレギュラーな睡眠をとるだけで、心身が不調となります。寝溜めをした日は倦怠感や頭痛などが起きることも多いですよね。
対策としては、どんなに睡眠時間が短くても朝は早く起きて太陽の光をあびること。これだけでも体内時計は正常に戻りやすくなります。
その代わり、昼寝を20分程度することで、不足分をカバーしましょう。昼寝の20分は8時間寝たのと同じくらいの疲労回復効果があると言われているからです。
睡眠の質を悪くする3つの習慣【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
✔︎ 寝る時間じゃなくてもベッドの上にいる
✔︎ 寝る前にベッドの中でスマホをみてしまう
✔︎ 休みの日は寝溜めしてしまう
などを行っていると、「脳」が睡眠を行う体制に入らず、また、体内時計が狂ってしまう可能性があります。
心当たりがある人は、少しずつでもいいので改善していきましょう。
睡眠の質があがり、ぐっすりと眠れるようになると、ストレスを受けにくい体質にもなり、結果として過食の衝動も抑えられるようになるでしょう。
少しでもぐっすりと眠れる参考にしていただければ幸いです。
こちらの記事も参考に〉〉【過食抑制効果】スッキリと眠れるようになるカギ「黄金の90分」って?
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