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境界性人格障害のカウンセリング

境界性人格障害は改善できます

境界性人格障害はなかなか改善が難しいと言われていますが、ちゃんと取り組めば必ず改善の方向へと向かうものです。専門カウンセリングがございますので、お気軽にご相談ください。

認知行動療法・スキーマ療法によるカウンセリング

このような傾向がありませんか?

  • 現実に、または想像の中で見捨てられることを避けようとするために気も狂わんばかりの努力をする
  • 慢性的な空虚感や倦怠感、深い孤独感を抱えている
  • 自己像や自己観、長期的な目標、職業の選択、友人関係などにおける  安定したアイデンティティや価値観が持てずに混乱している
  • 些細なことで激しく怒り衝動的に暴言を吐き続けたり相手を批難し続ける
  • リストカットなどの自傷行為、自殺のほのめかしや脅し、自殺の試み
  • 理想化とこきおろしとの両極端を揺れ動くことによって特徴づけられる不安定で激しい対人関係
  • 以前の恋人のことについて、嫉妬したり、激しく怒り暴言や暴力を振るう。
  • 恋人の携帯にメールや着信があると、異性からの着信だと思い込む。
  • 夜に大暴れしたかと思うと、翌朝には全て忘れてケロッとしている。
  • 自分の存在を否定し、消えたい、死にたい、どうでもいいと思い悩む。
  • 顕著な気分反応性による強い気分の変調、いらいら、または不安がある
  • 自分を傷つける可能性のある衝動性で、浪費、性行為、薬物濫用、無謀な運転、 過食・拒食、万引き、ギャンブルへの傾倒などの内2つ以上の領域に該当する。

境界性人格障害の原因は何なのか

上記のような傾向を示す境界性人格障害ですが、いったいどのようなことが原因となっているのでしょうか。
原因はいくつか考えられていますが主なものは以下になります。

◆主な原因と考えられる状況

  • 乳幼児期の母親と子どもの間の分離・自立に関わる問題
  • 両親の過剰なまでの過保護、あるいは無関心・愛情不足
  • 身体的・性的虐待や性暴力などの心的外傷体験
  • 遺伝的な要因
  • 人との絆が希薄になったり、過去との絆が薄くなってきており、安定性と信頼性に欠ける現代社会の問題

◆典型的なケースである幼少期の問題

 原因の典型的なケースとして多いのが幼少期の1歳~3歳時期に愛情面で不安定な状況にあったという場合です。
母親の膝元からの最初の自立を成し遂げていく時期に、夫婦の仲が悪くなっていたり、母親が病弱であったり、家庭に他の問題が起きて、そちらに関心が行っていってしまっていて、愛情や関心が適切に与えられず、その過程をうまく卒業できていないというケース。

 認知行動療法では、こうした愛情や関心の不足であったり、見捨てられたような体験が、間違った心理的マイナスの思い込みを植え込んでしまったと考えます。それが、スキーマと言われているものです。

 それは、例えば「人はいつか自分を見捨ててしまう」「絶えずしがみついていないと、自を置いてどこかへ行ってしまう」などという確信を抱いてしまうというものです。

 また、母親だけではなく、父親の不在が大きく影響している場合もあります。それは、「叱る父親の不在」というもの。ただ、実際の父親の不在も問題なのですが、親が子どもを叱れないということも問題になります。親が逃げるばかりでちゃんと向き合うことができないといったケースで、人格の形成が上手になされなかったというもの。

 このような幼少期や人格の形成期に何らの問題があって、適正な人格形成がなされていないケースが多く考えられています。

 このような場合の改善には、認知行動療法やスキーマ療法による認知の修正や行動の修正、そして重要な埋め込まれてしまったマイナスに働いてしまう思い込みであるスキーマへの反応の改善という方法が有効とされています。

境界性人格障害のためのスキーマ療法

  スキーマ療法では、それらスキーマによって生じてくる問題へ対処していくカウンセリングの段階として2つの段階を設けています。

まず、第一段階は、「アセスメントと教育のフェーズ」であり、第二段階は、「変化のフェーズ」です。

 「アセスメントと教育のフェーズ」では、クライントが自らのスキーマを見きわめて、幼少期や思春期におけるスキーマの起源を理解し、それらを現在抱える問題と関連づけていけるようにしていきます。

 そして、次の「変化のフェーズ」では、クライアントのスキーマを修正するために、カウンセラーは、認知的手法、体験的手法、対人関係的手法を組み合わせてクライアントの不適応的なコーピングングスタイルをより健全なものへと修正していきます。

境界性人格障害の改善に向けたカウンセリング

 境界性人格障害の改善は心理療法を駆使したカウンセリングが中心になります。

 人格は、生まれ育った環境や長年の積み重ねによって形成されているものですので、それを変えていくには長期にわたる取り組みが必要になります。本人が改善したいという強い気持ちを持つことと、周囲の協力が不可欠となります。

 お薦めのカウンセリングは、認知行動療法・スキーマ療法です。

認知行動療法・スキーマ療法によるカウンセリング

 料金は、60分8,000円、 回数はご相談により決めてまいりますので、ご相談ください。

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