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【摂食障害】パンを過食してしまうのは小麦依存症?|原因と対処法

【摂食障害】パンを過食してしまうのは小麦依存症?|原因と対処法

(執筆:YOKO .N  監修:SINBI代表カウンセラー 福山 裕康)

 

 

過食をしてしまう人の多くが、お菓子などの甘いものや、パン、ご飯類、麺類が大好きです。

どうせ過食をするなら、野菜とかならダイエットにもなるし、健康的にもいいのに、、、わかっているのにやめられない、、、

そう思ったことがある人もいるのではないでしょうか?

 

甘いものは、頭や身体が疲労した時に食べたいなあと思いがちです。

しかし、パンを食べだしたら止まらない、パンを爆食いしてしまう、というのはどうしてでしょうか。

 

この記事では、パンを過食してしまう理由と、その対処法について解説します。

 

こちらの記事も参考に〉〉過食の衝動を抑え食欲をコントロールするための3つの方法


パンを過食してしまう小麦依存症とは



パンがとにかく好きでやめられない!という人は「小麦依存症」に陥っている可能性があります。



大量のパンを一気に食べてしまうことはありませんか?

 

「パン」というと、ちょっとお野菜がトッピングされていたり、なんとなく「食事」のイメージもあるため、スナックやお菓子よりは罪悪感も少なくて、ついつい食べてしまいがちです。

 

しかし、お腹が特に空いていないのに、パンを食べるのをやめられない場合は、「小麦粉」の依存症に陥っているかもしれません

 

パンを食べすぎると起こること

パンは小麦粉から作られます。パン特有のもちもちふっくらした独特の風味は、小麦粉に含まれる「グルテン」のせいです。

 

パンを膨らませるのはイースト菌などの働きですが、グルテンが粘りのある壁を作って膨らみを維持する役割をになっています。

 

依存症になってしまうのは、このグルテンには、脳に快感を与え、満腹中枢を麻痺させ、食欲を増進する働きがあるからです。


さらに、クリームパンやメロンパンには大量の砂糖が使われているので、糖質依存も相まってパン食にはまるとなかなか抜け出すことができません

 

また、「グルテン」は非常に消化されにくいタンパク質で、腸の粘膜などに張り付いてしまい、腸内環境を悪くしてしまうのです。

 

そういうことから、つぎのような症状が現れるようになります。

 

リーキーガット症候群




グルテンが腸の粘膜を傷つけることによって腸壁バリアが壊れ、必要な細菌や物質が漏れ出し、隙間から本来透過することのない老廃物などが体内に入り込んでしまう状態です。

 

症状がひどくなると、消化不良や記憶力の低下、不安感、疲労感、神経過敏、鼻炎、お腹の張りなど、さまざまな症状が現れるようになります。

この不安感などが過食になる原因にもなります。

 

血糖値が上がりやすくなる

パンに含まれる糖質のせいで、血糖値が上がり、インスリンの量が過剰になります。
血管が狭くなるので、血管系の病気になりやすく、また糖尿病になる危険性もあります。



さらに血糖値の乱高下が続くと、イライラしたり不安になったりするので、さらに過食をしてしまう悪循環に陥りやすくなります



太りやすくなる

ルテンには食欲を増進させる効果があります。

グルテンの成分の中にグリアジンというタンパク質が含まれており、この成分が脳内の中枢神経を刺激して食欲を増進させ、「もっと食べたい!」という中毒性を引き起こす原因になります。

 

そもそもグルテンは消化吸収されにくいため代謝効率が悪く、脂肪燃焼も遅くなります。
つまり、他の食べ物よりも、格段に体に蓄積されやすい食べ物といえます。

 

小麦粉依存から抜け出すためには


小麦粉依存から抜け出すには、食生活の改善とストレスを受けないようにすることが大切です。

 

過食のきっかけのほとんどは「ストレス」です

まずは、ストレスをためない生活を送ることから始めましょう。

 

ストレスをためないようにするには、ストレス耐性をつけることが重要です。


こちらの記事も参考に〉〉【摂食障害】ストレスがたまる「感情の起伏が激しい人」との付き合い方って?


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【過食】人間関係のストレス改善、まずはこれから!




また、食生活については、「パン食をやめる!」と思うと、余計に食べたくなるものです。

まずは、和食中心を心がけ、パンを食べる量を徐々に減らして小麦粉依存を軽くしていきましょう。

 

グルテンはパンだけではなく、パスタなどにも多く含まれます。

最近では、ライスパスタなど、グルテンフリー食材が販売されていますので、うまく利用して、小麦粉を摂取する量を減らしていきましょう。

 

人間の体は、食べるものによってどんどん生まれ変わります。

たとえば、胃は30日、腸は40日で細胞が入れ替わると言われています。

少しずつ小麦粉を摂取する量を減らせば、身体もその状態に慣れて、さほど欲しいと思わないようになるでしょう

 

まとめ

 

パンをついつい過食してしまうのは、小麦粉依存症になっている可能性があります。

小麦粉に含まれているグルテンには 

 

◎満腹中枢を麻痺させて食欲を増進する作用がある

◎含まれている砂糖などにより糖質依存にもなりやすい 

 

という作用があって、依存症になりやすいのです。

 

依存症になることで、リーキーガットや血糖値が上がるなど、病気になりやすくなる上、太りやすい体質になります。

 

体質を改善するには 

 

◎ストレスをためないこと

◎食生活を和食中心にするなど小麦粉を避ける

◎グルテンフリーなどの食材を利用する 

 

などして、全体の量を減らしていきましょう。

 

食生活とともに、睡眠の質を改善することで、ストレス耐性がつき、過食が治ることもあります。

ぜひ試してみてくださいね。

 

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