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【摂食障害】幸福度を上げると過食が抑えられる?|上げる方法も解説

【摂食障害】幸福度を上げると過食が抑えられる?|上げる方法も解説

(執筆:YOKO .N  監修:SINBI代表カウンセラー 福山 裕康)

 

過食衝動が抑えられない人の多くは、「幸福」を感じにくいと言われています。

 

過去の経験や周りからのプレッシャー、ストレスで心が疲弊し、それによって過食をしてしまう自分に自信がなく、「私なんて幸せになれない」などと思ってしまう人が多いからです。

 

人は、幸福度が上がれば、知能、創造力、気力、エネルギーが向上します。

そして何よりも、ストレスに対して強くなり、過食衝動が抑えられる様になるのです。

 

なので、過食をどうこうするよりも、まず、あなた自身が幸福度を上げるようにすることが先決です。

 

では、実際に「幸福度」を上げるにはどうしたらいいのでしょうか。

このコラムで順番に解説していきましょう。

 

1.幸福とは心が満たされている状態

 



幸福とは、心が満ち足りている状態を指します。

 

もちろん、経済的な豊かさや、家族の仲が良いこと、健康であること、社会的な成功など、人によって幸福の基準や解釈は異なります。

 

しかし、「心が満たされている」状態であれば「幸福」と言えるでしょう。

たとえば、人から見て経済的に不自由な状況であっても、毎日「楽しい!」と感じられている人なら「幸福」ですよね。

 

反対に、「心が満たされていない」と感じている状態では「幸福」とはいえません。

どんなにお金があっても、どんなに立派な地位にあっても、常にストレスを感じたり、心が疲弊したりしていては幸せを感じにくいのです。

 

まさに、過食がやめられない人の多くがこの状態となっています。

過食は、ストレスなどによる心の傷やスキマを埋めるべく、食べ物で満たそうとしてしまう行為だからです。

 

2.ストレスが増えると幸福度が下がるわけ




ストレスが多いと幸福を感じにくくなる、そのメカニズムを解説しましょう。

 

実は、ストレスが増加すると、脳に変化が起こります。

 

・脳内のストレスホルモンが増加する

・脳内の幸福ホルモンが減少する

 

このような2つの変化により、幸福を感じることができなくなるのです。

それぞれ説明します。

 

2-1.脳内の「ストレスホルモン」が増加する

 

ストレスを受けた脳は、コルチゾールという「ストレスホルモン」を分泌します。

コルチゾールが慢性的に分泌される様になると、脳の働きが鈍くなり「脳疲労」といわれる状態になります。

 

脳疲労が続くと、次のような症状が現れるようになります。

 

・感情や記憶を司る脳機能が低下する

・精神が不安定になり感情が抑えられなくなる

・やる気が出ず、無気力になる

・判断力や集中力がなくなる

 

このように、幸福とは反対の不安定な状態となり、さらにストレスが溜まりやすくなります。

 

2-2.脳内の「幸福ホルモン」が減少する

 

またストレスが増加すると、「幸福ホルモン」と呼ばれるセトロニンも減少してしまいます。

セロトニンの減少によって、次のような症状が起こりやすくなります。

 

・睡眠障害

・慢性的な偏頭痛

・何らかの依存症

・不安や怒りの感情の増加

 

セロトニンの減少は、感情だけではなく、睡眠障害や頭痛などの身体的なダメージも与えてしまうのです。

 

このように慢性的なストレスは脳を変化させ、心理的・肉体的に、幸福を感じにくくしてしまうのです。

 

3.幸福度を上げるためにできる2つのこと

 

では、ストレスを感じやすい人が幸福度を上げるにはどうしたらいいのでしょうか。

ここでは簡単に実践できる2つの方法をご紹介します。

 

3-1.気になっていることを書き出してみる

 


ストレスを感じたら、気になっていることを紙に書き出してみましょう。

頭の中の感情を紙に書き出すことで、ストレスを一旦、頭から追い出すことができます。

 

ストレスを感じやすい人は、常に心にモヤモヤを感じています。

優しい人が多いので、自分の本音が話せなかったり、人に遠慮しすぎたりしてストレスが溜まっている場合もあるでしょう。

 

些細なことでも、頭の中に蓄積されると、やがて大きなストレスに成長してしまいます。

そのため、ストレスが小さいうちに紙に書き出して感情を素直に表現しましょう。

 

書き出すことによって、「実は大したことじゃないな」などと物事を客観的に見られるようになる場合もあります。

 

問題解決の糸口となるケースもあるので、メモなどを持ち歩き、ストレスを感じたら書き出してみましょう。

 

3-2.マインドフルネス(瞑想)をする


毎日の生活の中にマインドフルネスを習慣として取り入れましょう。

マインドフルネスをすると、心が落ち着き、幸福度が上がることが研究結果でも報告されています。

 

過食を抑えられない人は、自分の気持や感情に蓋をして、人の意見や行動に合わせてしまう人が少なくありません。

 

そのようなことを続けていると自分の本心に鈍感になり、自分の気持ちが分からなくなります。

 

自分の行動が他人の行動や言動によってコントロールされてしまうので、常に不安となり、過食をやめられないのです。

 

マインドフルネスを続けると、自分の感情に気づき、ありのままを受け入れることができるようになります。

 

「自分を拒否せず、ありのままを受け入れる」ことは、精神的負担が軽くなり、幸福を感じる第一歩となるのです。


マインドフルネスには色々な方法があります。

ここでは今からでも簡単に始められる方法をご紹介しましょう。


1・床でも椅子でも良いので姿勢を正して座る。

2・目を閉じて、10分ほど呼吸に意識を向ける。

3・雑念が湧いてくるが、「ダメだ」という判断はせず、ただ意識を呼吸に戻す。

 

慣れてきたら、時間をさらに増やすと良いでしょう。

どうしても雑念が湧いて集中することができない人は、次の方法も試してみましょう。

 

ボディスキャン瞑想

▷身体の部位を順番に意識していくので、雑念が湧きにくい。

歩く瞑想

▷歩きながら、足裏の感覚や重心の移動に注意を向ける。散歩は幸福度を上げ、良い睡眠のサポートをする「セロトニン」の分泌を促す効果もあり。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

幸福度を上げることによってストレスが減少しますし、ストレスが減少することによって幸福度も更に上がります。

 

過食衝動も抑えられるようになるので、無理に食べることをやめようとするのではなく、まずは自分の幸福度を上げることを考えてみましょう。

 

とはいえ、これらのことで根本的に過食が解決するのは難しいかもしれません。

過食は、自分でも気が付かないような小さい頃のトラウマや心の傷が原因となっている事が多いからです。

 

何をしても改善することがない場合は無理をせず、信頼できるカウンセラーなどに相談することをおすすめします。


こちらの記事も参考に>>【摂食障害】過食を「やめよう」と思うほどやめられない理由とは

 

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