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食欲を我慢するより食事を楽しむことが大事【摂食障害】

食欲を我慢するより食事を楽しむことが大事【摂食障害】

(執筆:YOKO .N  監修:SINBI代表カウンセラー 福山 裕康)

 

「食事」は「辛いもの」、なんて思っていませんか?

過食をしてしまう多くの人が、

「きちんとした食事をしなくてはいけない」

と頭で分かっていても、食べはじめたら止まらなくなったり、嘔吐をしてしまったり、逆に過食になるのがこわくて偏食になったりしています。

 

しかし、本来食事は辛いものではありません。

本来、「毎日の楽しい食事」は、人の幸福度を上げる行為がだからです。

 

摂食障害になってしまう原因はさまざまですが、自分の中の「幸福度」を上げることで、症状が改善することがあります。

食欲を我慢するのではなく、食事を楽しめるようになりましょう。

 

このコラムでは、食欲を我慢しても過食がよくならない理由を解説します。

また、ちょっとしたことで、食事が辛いというイメージが薄まり、楽しく食事ができるコツもご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

 

1. 食欲を我慢しても過食はよくならない



「過食」をしてしまうのは「自分の我慢が足りないから」なんて思っていませんか?

食べることが我慢できない、こらえ性がないから過食になってしまう、というのは間違いです。

 

なぜなら、過食は「我慢ばかりしている人」がなりやすいからです。

過食になりやすい人の特徴として

  • 人に迷惑をかけたくない
  • 人に譲ってばかりいる
  • 人を頼ることができない
  • 自分の心を表現することができない
  • 自分に自信が無い

などがあります。

このように、いつも自分の意見を押し込めて、人を優先しようと「我慢」ばかりしているから、ストレスでいっぱいいっぱいになって、過食へとはしってしまうのです。

「我慢できないから」ではなく、「我慢ばかりしているから」過食になるというわけです。

 

2.食事は最大のストレス解消法



ストレスを感じると、どうして過食をしてしまうのか。

それは、食事は「幸福感」と直結しているからです

 

人は食事を口に入れた瞬間と、食べ物が胃に到着したときに「ドーパミン」が放出されます。ドーパミンは「快楽物質」ともいわれ、脳に強烈な「幸福感」を認識させるホルモンです。

しかし、ドーパミンによる幸福の持続時間は短く、幸福感を持続させるにはせっせと食事をし続ける必要があるのです。

 

このドーパミンによる幸福感は、人の自制心などでコントロールすることは難しく、たとえばアルコールやタバコの依存症になると、どんなに立派な人でもやめられないほどの強い強制力があります。

特に糖質もは依存症になりやすく、過食してしまう食品の多くが、甘いものやパン、ケーキなどの炭水化物が多くなるのはこのためです。

 

こういったことからも、食欲を我慢することができないのは「意思の問題ではない」ということがおわかりになるでしょう。

 

3.楽しい食事が過食を抑制する

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では、どうして「楽しい食事」が過食を抑制するようになるのでしょうか。

もちろん、前章のような「ドーパミン」だけに頼った食事では、一時的な快楽にしかなりません。

 

過食を抑えるには、ドーパミンだけに頼るのではなく、「オキシトシン」や「セロトニン」という「幸福ホルモン」も分泌させるということがポイントです。

 

ドーパミンと一緒に幸福ホルモンを分泌させることで、一時的ではない、持続可能な満足感や幸福感を作ることができるというわけです。

これが、本当の意味でのストレス改善となり、過食を抑制することに繋がるのです。

 

では、幸福ホルモンを分泌しやすくなる食事方法をご紹介しましょう。

 

3-1.家族や友人と食事をする

オキシトシンは「人との繋がり」に大きく関係するホルモンです。

他人への愛情や信頼感などに関係が深く、社会生活を円滑にする作用があります。

 

そのため、1人ではなく、家族や親しい人と食事を摂るだけでも幸福度は増します。

もちろん、家族との関係が悪い場合はかえって幸福度は減少します。

そのため、自分が一緒にいて楽しいと思える人と、なるべく食事を摂るようにしましょう。

 

おしゃべりしながら食事をしていると、食事のペースもゆっくりとなり、たくさん食べなくても満足するようになります。

 

「楽しい」「美味しい」「幸せ」を感じながら食事をすると、どんどん幸福度があがります。

 

3-2.目の前の食事を楽しむ


1人で食事をするときなど、目の前の食事に集中していますか。

現在社会では、1人で食事をするときはテレビをみたり、スマホをいじりながら食べたりする人がとても多いと言われています。

 

そのような「ながら食べ」は、食事の満足度をさげてしまいます

人の脳は単純にできており、一つのことにしか集中することができません。

 

「ながら食べ」は、テレビと食事、両方に脳がせわしなく動いている状態であり、本人が思っている以上に脳が疲れてしまいます。

 

リラックスするつもりが、かえって脳が疲労してしまい、気づかずにストレスが溜まる場合もあります。これは、幸せホルモンが出にくい状況です。

 

食事をするときは、目の前の食べ物に集中しましょう。

食べ物の形、色、匂い、などを感じ、味わいます。

「美味しさ」を自分で見つけることは、幸福度を上げる第一歩ともいえます。

 

3-3.よく噛む

実は、よく噛むことも幸福度アップに繋がります。

 

よく噛むことで、幸福ホルモンのセロトニンが放出されます。

セロトニンの分泌は、太陽の光などが有名ですが、簡単なリズム運動でも分泌させることができます。

 

それが「咀嚼」。よく噛むことはリズム運動と同じような働きがあるのです。

ポイントはゆっくり噛むことと、できるだけ長い時間咀嚼すること。

 

つまり、「はや食い」などを行っていると、「食べ物による幸福」を感じにくい、といえます。



一日3回の食事を、できるだけ楽しい相手と、ゆっくりと味わって食べる。

これだけで幸福ホルモンの分泌を促し、幸福感を味わい、ストレスを癒やせるようになります。

 

食欲を我慢するのではなく、食事を楽しめるようになれば、過食も抑制されていくのです。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

過食になると、「食事」自体が大きなストレスになることがあります。

きちんとしなきゃ、という思いが、余計に自分を追い込むこともありますよね。

 

できるだけ「楽しい食事」を目指しましょう。

食事の度に幸福度を上げて、ストレス耐性を付けましょう。

 

しかし、食事の改善だけでは追いつかないくらいに過食がひどいときは、専門のカウンセラーなどに話を聞いてもらうことが、過食の早い解決になります。

 

自分でなんとかすると思いつめず、苦しいときは専門家の力を借りることも考えましょう。


こちらの記事も参考に>>睡眠と食事の深い関係!「快眠」を作る食べ物とは

 

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